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【第3回】自民党「高市支持グループ」の嘘。あれは支持ではない、「監視とコントロール」の首輪だ

永田町の国会議事堂を背景に、太いリード(犬の首輪)を持った黒塗りの権力者(麻生氏を想起させるシルエット)が不敵に笑う構図。リードの先には「支持」という美しいリボンが結ばれており、永田町の陰湿な飼い殺し構造を表現したシニカルな政治風刺デザイン。

5/7(木)朝刊ニュース解説‖自民党に高市早苗派、爆誕!

【結論】

産経新聞が報じた「高市支持グループ(国力研究会)」は、高市早苗を総理に押し上げるための集まりではなく、麻生太郎らが彼女を監視・コントロールするためにはめた「首輪」である。「安倍後継」を自称しながら保守本流(清和会)に戻れない高市氏の哀れな虚像が浮き彫りになっている。

【ポイント3選】

  • 【派閥とグループの違い】: 「派閥」は掛け持ち不可の厳格な党内党だが、「グループ」は緩やかな烏合の衆であり、政治的意味合いが全く異なる。
  • 【麻生の巧妙な飼い殺し】: 派閥の領袖である麻生太郎が発起人になれるのは「グループ」だからであり、実態は高市氏の暴走を防ぐための監視網である。
  • 【本流からの拒絶】: 「三役だから派閥を離れる」は屁理屈に過ぎず、清和会に戻る場所すら与えられていないのが高市氏の冷酷な現実である。
たもっちゃん
たもっちゃん

おっ、いきなりこの連載第3回から読もうとしてるんか。まあ、永田町のドロドロした権力闘争の裏側が気になるのは分かるけど、それちょっともったいない読み方してるかもしれんね。

今回はな、産経新聞が「高市支持グループ爆誕!」とか嬉しそうに書いてた記事の裏にある、自民党の陰湿な飼い殺し構造と、「安倍後継」を自称しながら本流から拒絶されてる政治家の哀れな現実を暴くんやけどな。

その前にや。人間とか権力者が「自分の実力不足」や「残酷な現実」から目を背けるために、どないして「フワッとした物語」や「環境のせいにする言い訳」に逃げ込むかっていう、もっと根本的な『虚像の構造』を知っといた方が、今回の永田町の喜劇が何倍も腹抱えて笑えるようになるんよ。

連載の第1回ではな、トランプが吉本新喜劇みたいにホルムズ海峡を開けたり閉めたりしてる滑稽な外交を入り口にして、「なんで威勢のええ極右は、いざ100%ドライな算数である『戦争』になると必ずボロ負けするのか」っていう歴史の鉄則を解説してるんやわ。実力もないのに「ナラティブ(物語)」に逃げて自ら国際秩序を壊した、満州事変の石原莞爾の「アホ踊り」の無責任さもこれでよう分かる。

で、続く第2回では、その「現実からの逃避」が今の日本の言論空間でどないなってるかを暴いてる。自分の本が流通せえへん理由を「左翼の陰謀や!」とか「出版不況や!」って環境のせいにしてる絶望的におもろない自称保守の連中が、イデオロギーなんか一切関係ない「純粋な資本主義の実力主義」と「YouTubeの忖度なしのAIアルゴリズム」の前に木っ端微塵にされる、冷酷やけどスカッとする現実の話や。

この「極右のナラティブ」と「能力不足の言論人の言い訳」っていう滑稽な病気を前回の記事で鼻で笑ってから、今回の「派閥とグループの違いも分からんメディア」と「支持という名の首輪をつけられた政治家」の話を読むと、ああ、これも結局全部繋がってる『実力不足と虚勢』の話なんやなって、永田町を見る解像度がグッと上がるはずやで。

せっかくやし、ちょっと寄り道して、まずは第1回と第2回で「世界の理不尽と虚勢の構造」を覗き見してからこっちに戻ってくるのも、ええ時間の使い方やと思うわ。まあ、俺は新聞が薄くてイライラしてるから、どっちから読むかはお任せするけどな。ほな。

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派閥とグループの違いすら読めないメディアの痴呆

今日はほんまに新聞がペラペラで読むネタがないと言うときながら、一つだけ絶対に突っ込んどかなあかん記事がある。産経新聞の1面トップだ。「高市支持グループ発足へ 麻生・小泉発起人」。「国力研究会」というグループができるらしい。

高市支持グループ発足へという見出しの政治記事と、西武渋谷店の閉店を報じる記事が掲載された新聞紙面。

これを見て「おっ、高市早苗の派閥ができるのか」などと勘違いしているアホな読者や、そもそも言葉の定義すら分からずに「支持グループ爆誕!」と囃し立てているメディアの痴呆っぷりには反吐が出る。なぜ彼らが「派閥」という言葉を避けて「グループ」と呼んでいるのか。それは単に「派閥」という言葉のイメージが悪いから避けているわけではない。

自由民主党における「派閥」と「グループ」には、厳密な定義の違いがあるのだ。派閥というのは、党の中に存在するもう一つの党、「党内党」みたいな性格を持っている。宏池会(岸田)、平成研究会(茂木)、清和会(安倍)、そして志公会(麻生)。これらはすべて「派閥」だ。だからこそ、自民党の掟として「派閥の掛け持ちは絶対に許されない」という厳格なルールが存在する。こっちの派閥にもあっちの派閥にも属するなどということはNGであり、ひとつの派閥に属するということは「他の派閥には一切与しませんよ」という強烈な忠誠の宣言なのだ。

厳格なルールなき烏合の衆「グループ」の実態

一方で、「グループ」というのは全く違う。そこまで厳密な排他性やルールを置いていない、緩やかな議員の集まりのことを、自民党用語で「グループ」と呼ぶのだ。かつて菅義偉や石破茂(水月会)が率いていたのもこれだ。

つまり、今回産経新聞がデカデカと報じた「国力研究会」というのは、自民党の政治力学における単なる「グループ」であって、決して「派閥」ではない。この前提を理解していないと、永田町の権力闘争の本当の恐ろしさは見えてこない。

「国力研究会」の正体は高市早苗の包囲網である

では、なぜ「高市派」ではなく「高市支持グループ」なのか。もう半分以上答え言うてるようなもんやけどな。答えは極めてシンプルかつ残酷だ。

このグループのメンツを見てみろ。麻生太郎が発起人に名を連ねている。いいか、もしこれが「派閥」であれば、麻生派(志公会)という自分の派閥の領袖(トップ)である麻生太郎が、別の派閥の発起人になどなれるはずがないのだ。「掛け持ち不可」のルールがあるからだ。「グループの発足」という緩い枠組みだからこそ、麻生は平然とそこに入り込める。

産経新聞は「高市支持グループ」などと美化して書いているが、実態は全く違う。これは高市早苗を支持し、彼女を総理総裁に押し上げるための集まりではない。

その正体は、「高市早苗を監視し、勝手な真似ができないようにコントロールするための首輪(監視グループ)」である。

麻生太郎が仕掛ける巧妙な「飼い殺し」

麻生太郎という権力の亡者が、純粋な善意で高市を支持するはずがなかろう。右派層から一定の支持を集める高市早苗が、コントロールを離れて暴走すれば厄介だ。だからこそ「支持してやる」という名目でグループを作り、自ら発起人として入り込み、彼女の首にリードを繋いだのだ。これは支持ではない。麻生太郎が仕掛けた、巧妙な「高市早苗・包囲網」であり、飼い殺しのシステムである。

永遠に清和会に戻れない「自称・安倍後継者」の哀れ

さらに、この「監視グループ」の結成が浮き彫りにする、もう一つの滑稽な事実がある。俺がなぜ「自民党の派閥は掛け持ちが許されない」というルールをわざわざ説明したか。

それは、「おかしいな、高市さん、なんで清和会(安倍派)に戻らないの?」という根本的な疑問にぶち当たるからだ。

彼女は事あるごとに「安倍晋三の後継者」を自称し、安倍路線を引き継ぐとアピールしている。だったら、なぜとっとと清和会に戻らないのか。なぜ自分を監視するための別グループなんかを作られているのか。どんだけ清和会から嫌われてんねん、という話だ。

総裁・三役の詭弁では隠しきれない本流からの「拒絶」

もちろん、これを指摘すると必ず湧いてくる「屁理屈」がある。「いやいや、自民党では党三役(政調会長など)になったら派閥を離れるのがルールだから、高市さんが清和会に戻っていないのは当然だ」と。

ふざけるな。三役だから派閥を離れるという建前を言うなら、「じゃあなんで三役になる前に清和会に入れてもらえんかったんや」という話だ。前に入れとかんかい。

現実は残酷だ。「安倍後継」を自称しながら、彼女は保守本流である清和会から完全に拒絶され、戻る場所すら与えられていない。そして居場所がないまま、麻生太郎という権力者に「グループ」という名の首輪をはめられ、弄ばれているだけなのだ。これが「高市支持グループ爆誕」というニュースの裏に隠された、永田町の冷酷な権力ゲームの真実である。

【検証用ソース】事象の裏付け

たもっちゃん
たもっちゃん

いやー、しかし永田町ってのはほんまに残酷で滑稽なところやね。 「安倍晋三の後継者」を自称して、あんなに威勢よく保守のナラティブを語ってるのに、肝心の身内であるはずの清和会には「三役になったら、派閥から離れる」なんていう屁理屈で誤魔化さなあかんくらい、見事に居場所がないんやからね。「前に入れとかんかい」って話やんか。どんだけ嫌われてんねんって。

結局のところ、自分の実力不足を直視できんと、フワッとした物語に逃げたり、左翼の陰謀のせいにしたり、ただの監視グループを派閥の発足やと勘違いして喜んだり……そういう虚勢を張ってる連中が一番、冷酷な現実の前に転がされて弄ばれてるっていう、悲しい現実やわな。

第1回からずーっと「実力不足と虚勢」の話をしてきたけど、トランプの吉本新喜劇みたいな外交も、本が売れへん言論人の言い訳も、この高市さんの「首輪」も、根っこは全部同じってことやねん。

ま、世の中の理不尽とか不条理ってのはそう簡単に変わらへんけど、せめてこの100%ドライな「算数」や「実力主義」のルールくらいは分かった上で世間のニュースを眺めてみたら、また違った面白さが見えてくるんちゃうかなと思いますわ。

「なんで清和会に戻れないのかな? おかしいな」っていう疑問を残しつつ、俺は今日もう新聞がペラペラやったショックがデカいんで、この辺で終わっときますわ。ほな、さようなら

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