【結論】
「態度をデカく見せる」ちび族の虚勢と同じく、威勢のいいナラティブで大衆を煽る極右は、冷酷な算数が支配する「戦争」において必ず敗北する。トランプの幼稚な中東外交と国際秩序破壊は、かつて満州事変でアホ踊りをした大日本帝国と全く同じ、無責任の極みである。
【ポイント3選】
- 【悲しき虚勢】: ちび族が態度を大きくせざるを得ないように、トランプの外交もまた実力不足を隠す「吉本新喜劇」に過ぎない。
- 【100%の算数】: 戦争の本質は「味方を少なく殺し敵を多く殺す」技術であり、夢想的な極右のナラティブは通用しない。
- 【満州事変の亡霊】: ルールメイカー自らが国際法を破る愚行は、かつて石原莞爾が始めたファーストペンギンのアホ踊りと同じである。


ちび族の悲哀と大口叩きの因果律
世の中というのは、根本的に理不尽にできている。たとえば洋服だ。身長182センチの大男と、俺みたいな162センチしかない「ちび族」が同じ店に行ってズボンを買うとする。どう考えても、俺のズボンの方が使う布の面積は圧倒的に少ない 。切った布で半ズボンがもう一着作れるぐらい余るのに、なぜ値段が同じなのか 。イラっとくるやろ。おかしいやないか。
この物理的な「損」を背負って生きている俺たちちび族は、無意識のうちにひとつの生存戦略を身につける。それは「大口を叩く」ことだ 。手足が短い分、口ぐらいは大きく開けて、態度をデカくしておかないと世間に舐められて生きていけないのである 。
ハイソックスがスパッツになる不条理
お前らには分からんやろうが、ちび族にはちび族ならではの悲哀がある。お前らが普通に履いているハイソックス、俺らが履いたらスパッツみたいになんねんぞ 。意図せず絶対領域ができあがるんや 。なんの罰ゲームやねん。
しかも、俺らは常に他人を見上げて生活している 。人と喋る時も、顎を上げて上を見る。するとどうなるか。傍から見ると、やたらとふんぞり返って偉そうにしているように見えるのだ 。岸丸蘭丸しかり、安住淳しかり、俺しかり。ちび族はやたらと態度がでかい 。だが、それは物理的な劣等感と構造的な不条理が生み出した「悲しき虚勢」なのである。

そして、この「実力のなさ、器の小ささを隠すために大口を叩く」というちび族の悲哀は、なにも俺たち個人の話にとどまらない。国家のトップに立つような権力者すら、全く同じ滑稽な真似をしている。今のアメリカ大統領、ドナルド・トランプのことである。

吉本新喜劇と化したトランプの中東外交
トランプの中東外交、とりわけホルムズ海峡を巡る一連の言動を見ていると、もはや頭を抱えるしかない。「We are winning(勝ってる)」と虚勢を張りながら、「ホルムズ海峡を閉めるぞ」「いや開ける」「やっぱり閉める」と喚き散らしている 。……お前、ホルムズ海峡は吉本新喜劇か。「開けて閉めて、開けて閉めたら通れなーい」って、どこのギャグやねん 。
世界最強のアメリカ大統領が、地球儀を指差しながら本気で新喜劇をやっている。本来、トランプがイランに対して強硬姿勢を取ったのは「核開発を止めるため」であり「レジームチェンジ」が目的だったはずだ 。それがいつの間にか「海峡が開くか閉まるか」という、全く次元の違う痴話喧嘩にすり替わっている 。完全に手段と目的を見失っているのだ。

オイルショックですら閉まらなかったホルムズ海峡
歴史をちょっとでも知っていれば、トランプのやっていることがいかに「下手を打っている」か一瞬で分かる 。ホルムズ海峡というのは、そう簡単に閉まるもんじゃない。
イラン・イラク戦争の最中でも、湾岸戦争の時でも、中東戦争(第1次〜第5次)の時ですら、ホルムズ海峡は閉まらなかった 。棺桶に首まで浸かっているような俺のチャンネルの高齢視聴者なら覚えているだろうが、あのオイルショックの時でさえホルムズ海峡は閉鎖されていないのだ 。過去のどんな過酷な戦争や世界的危機においても開いていた海峡を、いちいち「開けるの閉めるの」と騒ぎ立てているトランプの外交音痴ぶりは、もはや喜劇を通り越して惨劇である。

CIAの陰謀から紐解くイランの拭いがたい怒り
そもそも、イランという国がアメリカやイギリスに対して抱いている怒りは、トランプのようなチンピラが思いつきで触っていいほど浅いものではない。150年前から、イラン(ペルシャ)はロシアとイギリス、そしてアメリカの「グレートゲーム」の草刈り場にされ、ボロボロにされてきた 。
決定的なのは1953年ごろだ。イランが自国の石油を国有化しようとした際、それを面白く思わなかった英米がCIAを動かし、偽のクーデターを仕掛けて政権を潰した 。これが後にイラン革命で公文書として暴露され、イランの民衆は激怒した 。「俺たちの国をずっとおもちゃにしてきやがって」と。それがテヘランのアメリカ大使館占拠事件に繋がり、カーター大統領のヘリ救出作戦失敗というアメリカの恥辱に繋がった 。
イランからすれば、芯からムカつくのは当然なのだ 。それほどの歴史的憎悪が渦巻いていた時代ですら閉じなかったのがホルムズ海峡である 。それを今更いじくり回すトランプは、歴史の重みも中東の機微も一切理解していない。

【歴史の鉄則】極右は戦争に勝てない
ここで、お前らにひとつの残酷な真実を教えてやろう。古今東西、絶対に裏切らない「歴史の鉄則」がある 。
「極右は戦争に弱い」
例外はない 。祖国愛だの民族の誇りだのと威勢のいいことを喚き散らす極右政権は、いざ本物の戦争になると必ず負けるのだ 。
ナラティブ(物語)で大衆を酔わせる極右の限界とBTS化するムッソリーニ
なぜ極右は戦争に勝てないのか。極右の政治手法の根本が「オルタナティブ・ファクト」、つまり現実ではない「ナラティブ(物語)」に依存しているからだ 。
極右というのは、いつの時代も偏差値の低い連中をターゲットにする 。「我々の偉大なる歴史」「民族の団結」といった、形のないフワッとした物語(ナラティブ)を提供して、熱狂させるのが彼らの手口だ 。戦前、ファシズムの語源となったムッソリーニが台頭した時もそうだった。当時の若者たちは、今の日本の若い女性がBTSを追っかけるように、アイドルとしてムッソリーニに熱狂した 。あの戦後日本のフィクサー・笹川良一ですら、若い頃は「ムッソリーニに会いたい!」と追っかけをやっていたほどだ 。
大衆を夢見心地にさせる。それが極右の最大の武器である。だが、その「武器」は、ひとたび現実の戦場に放り込まれると、ただのゴミクズと化す。

戦争とは「味方を少なく殺し、敵を多く殺す」100%ドライな算数
なぜなら、戦争の本質とは「物語」とは対極にあるからだ 。
戦争とは何か。俺がこれまで出会った中で最も本質を突いている定義がある。
「味方をより少なく殺して、敵をより多く殺す技術」
両方死ぬのだ。味方も敵も 。その中でいかに損害を減らし、相手に損害を与えるか。そこにあるのは、幻想や希望が入り込む余地のない、100%乾ききったドライな算数の世界である 。ランチェスターの法則に基づいた、冷酷な計算と合理性だけが支配する領域なのだ 。
1945年、勝利を目前にしたアメリカ海軍の提督は、神風特攻隊を恐れる兵士たちに向けてこう言い放ったという。「現実を計算できない奴が戦争に勝てるはずがない」 。現代のウクライナ戦争でも、ウクライナ軍は「プーチンは夢を見て戦争している。だから俺たちは負けない」を合言葉に、徹底した局地戦(ランチェスター戦略)で合理的にロシア軍を削っている 。
夢を見ている奴から死ぬ。現実を計算できない極右が戦争でボロ負けするのは、必然なのである。

満州事変の亡霊:国際秩序を自ら破壊する愚行
トランプが今やっていることは、単なる外交の失敗ではない。「国際秩序そのものの破壊」だ 。そしてこれは、かつて大日本帝国がやらかした愚行と全く同じ構図である 。
「世界の警察」を自任し、国連の常任理事国として秩序を守るべきアメリカが、自ら国際法を無視して暴れ回っている 。他国からすれば「おいおい、アメリカがルール破るなら、俺らも何やってもええやんけ」となるに決まっている 。
ファーストペンギンで「アホ踊り」を始めた石原莞爾の無責任
約100年前の満州事変がまさにこれだった 。第一次世界大戦の戦勝国であり、国際連盟の常任理事国であった日本が、自ら率先して国際秩序を破壊する満州事変を起こした 。

石原莞爾を「天才戦略家」などと美化する阿呆が後を絶たないが、ふざけるな。あんなものは単なる場当たり的で無責任の極みだ 。日本が「ファーストペンギン」となって国際法破りのアホ踊りを始めたのを見て、世界中の独裁者が「あ、あのアホOKやった、俺も大丈夫やろ」と気づいてしまった 。その結果が、ナチス・ドイツのズデーテンラント進駐であり、イタリア・ムッソリーニのエチオピア侵攻である 。
世界のルールメイカーが、自らルールをぶち壊す。その代償は、想像を絶する世界規模の流血となって返ってくる。ホルムズ海峡で吉本新喜劇を演じ、ナラティブで支持者を煽るトランプの背後には、満州事変の亡霊が不気味に笑っているのだ。

【検証用ソース】事象の裏付け
- 小柄な人間が虚勢を張らざるを得ない心情の吐露(09:59〜)
- 物理的な弱者が味わう理不尽のコミカルな例え(13:20〜)
- トランプの言動を吉本新喜劇に例えて揶揄(23:35〜)
- オイルショックの時でさえホルムズ海峡はしまってなかった歴史的事実(22:30〜)
- 米英によるイラン介入とCIAのクーデター工作の歴史的背景(20:18〜)
- 極右は戦争が弱いという歴史の鉄則の提示(27:10〜)
- ナラティブだけで政治をしようとする極右の手法分析(32:02〜)
- 大衆の熱狂の愚かさとムッソリーニを追っかけた笹川良一(39:39〜)
- 味方を少なく殺して敵を多く殺すというドライな算数の世界(33:10〜)
- プーチンは夢見て戦争しているというウクライナの合言葉とランチェスター戦略(36:23〜)
- トランプ外交と満州事変の国際秩序破壊における構造的合致(52:16〜)
- 石原莞爾をファーストペンギンのアホ踊りと一刀両断する無責任批判(53:24〜)

極右がフワッとした「物語」に逃げて、100%乾ききったドライな「算数」の前にボロ負けする歴史の鉄則 ……まあ、ええ加減わかってもらえたと思うわ。
でな、この「自分の実力不足から目を背けて、都合のええ陰謀論に逃げる」っていう滑稽な病気、なにもトランプや100年前の軍人だけの話やないんよ。今の日本の言論空間にも、自分の本が全く流通せえへん理由を「書店も出版社も左翼だからだ!」とかいけしゃあしゃあと垂れ流してる、絶望的におもろない大の大人がおるんやわ 。
次の連載では、そんな甘ったれた自称保守の言い訳を、イデオロギーなんか一切関係ない資本主義の残酷な「実力主義」と 、忖度ゼロで政治系チャンネルを分類するYouTubeのAIアルゴリズムで木っ端微塵にしていくから 。おもろないって、ほんま悲しい現実やで 。
まあ、俺は今からちょっとゴミ捨ててこなあかんから 、世の中の理不尽と冷酷な真実を覗き見したい物好きな人は、このまま続きのページを開いておいてくれたらええんちゃうかな。ほな。






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