朝のニュース解説‖選挙とSNSの盲点‖2026年4月28日(火)
【結論】
「SNS偽情報対策」という耳障りのいい言葉は、無制限のネット広告で選挙を歪めている政治家たちの卑劣な隠れ蓑に過ぎず、税金(政党交付金)で票を買い叩く彼ら自身の「金」こそが最大の問題である。
【ポイント3選】
- ダミーの標的: バレやすい「ロシア・中国の工作」や立花孝志レベルのデマは、本質を逸らすためのスケープゴートに過ぎない
- 公職選挙法のバグ: ビラや街宣車が極限まで規制される過酷なアナログ選挙に対し、ネット広告だけが無制限という狂ったルール
- 税金で票を買う厚顔無恥: 己の身を切る厳しい選挙を知らず、我々の血税をYouTube広告にバラ撒く自民・維新の欺瞞


おっ、いきなりこの第3回の「国内選挙の闇」の話から読もうとしてるんやね。もちろん、一番ドロドロした永田町のリアルからつまみ食いするんも全然ええんやけど、ちょっともったいない気もするんですよ。
なんでかって言うたらね、この最終回で語る「政治家どもが偽情報対策を隠れ蓑にして、税金でネット広告バラ撒いてる」っていうこの狂った構造、実は第1回と第2回の話と根っこで全部繋がってるからなんですわ。
第1回ではね、「とりあえず」っていう言葉の軽薄さから始まって、神戸の歴史と元町で売ってる「横綱トマト」の話をしてるんです。塩なんか一滴もかけてへんのに強烈な塩味(旨味)を感じる、あの甘味・旨味・酸味の完璧な正三角形。ああいう「本物」を知る教養、つまり自分の中に確固たる”サブスタンス”がないと、世の中の薄っぺらい情報や政治家の嘘にコロッと騙されてまうでっちゅう話をしてるんです。
で、その教養なき世界の成れの果てとして、第2回では国際政治とメディアの絶望的な状況を解剖してるわけです。NPT会議で大国がエゴを振りかざす中、国連の軍縮トップである日本人の中満泉さんを完全に黙殺する日本メディアの情けない「ポチ」っぷり。そして、2重3重の防空システム「アイアンドーム」を持つ軍事国家イスラエルが、なんで機関銃背負って歩いてくるハマスの奇襲を『見逃した』のか。その結果、犠牲になったんが都合よく戦争反対派ばっかりやったという気味の悪さ。『銀河英雄伝説』のオーベルシュタインも真っ青な、権力者の冷酷な構造ですね。
そういう「本物を見極める視座」と「巨大な権力の欺瞞」の恐ろしさを腹に落としてからこの第3回を読むと、永田町の連中が騒いでる「ロシアの工作」や「18歳のSNS農場」っていうのが、いかに自分らのエグいネット広告戦略から目を逸らさせるための浅はかなダミーか、より立体的に、解像度高く見えてくると思うんです。
急がば回れって言うやないですか。この政治家どもの卑劣なカラクリを、心の底から「ワッタファッカユな」って笑い飛ばすためにも、もしお時間が許すんやったら、第1回のトマトの話、そして第2回のイスラエルとメディアの闇の話から順に味わってもらえたら、今回の話がもっと深く刺さるんちゃうかなと思うわけですわ。
「SNS偽情報対策」という都合の良い隠れ蓑

18歳の「SNS農場」とロシア・中国の影
今、国会で選挙における「SNSの偽情報対策」を法整備しようという動きが進んでいる。与野党揃って法律を作ろうと躍起になっているわけだ。

足並みを揃えるように、朝日新聞も一面で「SNS世論を操る農場」という特集を組んでいた。都内の高校3年生(18歳)が、二重扉の奥にある冷却液に浸された60台の棚で数千台のスマホを操作し、年間数億円の売上を出しているという。記者に対して1分も経たずに投稿の表示回数を8000件近く跳ね上げてみせたそうだ。記事では、こうした農場の背後に「ロシアの影」や、翻訳ツールを使った不自然な日本語による「中国の工作」があると指摘している。


だが、あまりにも分析が甘すぎる。本気で他国に工作を仕掛けるなら、もっとバレないようにやるに決まっている。ロシアはポーランドやハンガリー、ウクライナに対して周到にやっているのだから、日本にやらないはずがない。翻訳ツールのクオリティすら見抜けない浅はかな見立てで「中国のせいだ」と騒ぐのは、単にバレている方向を見せられているだけに過ぎない。
立花孝志レベルのデマは「下流」のノイズに過ぎない
もちろん、他国からの工作自体は存在するだろう。特にロシアや中国は賢いから、ターゲットとなる国を弱体化させるために、あえて右翼や愛国者に情報を巻いて国力を落としにかかる。
そしてその情報の最下流には、立花孝志のような能力の低い人間の嘘を真に受けてしまう群れが、何十万人単位で日本に存在しているのも事実だ。彼らのデマへの対策が必要だと言う気持ちもわかる。しかし、それが本当に選挙を一番歪めている原因なのか?
偽情報を規制するという耳障りのいい言葉の裏には、結局のところ、権力側が「自分に都合の悪い情報を虚偽情報として取り締まる」という極めて危険な余地が残されている。それは本質的な問題のすり替えなのだ。

公職選挙法のバグ──「ネット広告だけ無制限」の異常
ビラも街宣車も極限まで規制されるアナログ選挙のリアル
偽情報を語る前に、まず現在の公職選挙法の異常な歪みに目を向けるべきだ。本来の選挙の現場というものは、アナログな手段においては極限までがんじがらめに規制されている。
例えば共産党は、タツノコプロの『今週のビックリドッキリメカ』のようにスピーカーがにょきにょきと伸びる巨大な街宣車を持っている。しかし、あんな巨大な車であっても自由に街頭演説できるわけではない。厳格な「標旗(証紙)」の台数制限があるのだ。東北ブロックであれば、福島でその車が喋っている間、青森や宮城など他の県では絶対に喋れない。
選挙の告示日に、なんでみんな選管(選挙管理委員会)から事務所まで走るのか。それは「7つ道具」と呼ばれる許可証がなければ、すべて違反だと警察に怒られるからだ。警察の目を気にしながら秒単位のオペレーションで標旗を運び、車を回す。それが選挙の裏方の過酷なリアルである。スピーカーの数、ビラの枚数、新聞やテレビの広告枠に至るまで、すべて厳格な数量規制と予算の制限がかかっているのだ。

「金さえあればアホでも勝てる」YouTube広告の暴力
それなのに、なぜか「ネット広告」だけは数量も金額も無制限という狂ったルールがまかり通っている。なんでネット広告だけは警察から怒られへんねん。
アナログの世界では候補者が汗水流し、厳しい台数制限の中で戦っている。蓮舫さんや宇都宮さんの選挙みたいに金一銭も持てへん中で、ガチガチのマネジメントと完璧なオペレーションを組んで初めて勝負になるのが本来の選挙だ。
それなのに、ネットの世界では1億円の金を積んでYouTubeを候補者の広告で埋め尽くせばいい。そんな連中に「YouTubeに金払って県内でこれだけ広告打ちました、票取りました、俺たち強いです」なんて言われても、こっちからすれば「What the f*** are you doing」である。「そりゃ金があるからな。アホでもできるわ」としか言いようがない。

税金で票を買う政治家たちの厚顔無恥

政党交付金という「他人の金」で選挙を歪める自民と維新
選挙期間中、YouTubeを開けば維新や自民党(高市氏など)の広告で画面が埋め尽くされていたのを、皆さんも経験しているだろう。さらには、投開票日の新聞広告に自民党の広告が載るという禁じ手まで横行している。
彼らの財布には、自分たちで集めた党費や企業献金だけでなく、我々の血税である「政党交付金」がたっぷり入っている。自分の才覚で集めた金ならまだしも、税金が混ざった財布から億単位の金を引き出し、無制限のネット広告に突っ込んでいるのだ。税金で票買うてんねやんけ!という話である。

偽情報よりタチが悪いのはお前らの「金」だ
同じ質問をもう一度しよう。他国の工作や、立花孝志のような人間の嘘と、無制限にバラ撒かれるネット広告。一体どちらが「選挙を歪めている」のか?
一番選挙を歪めているのは、お前らの「金」と「広告」である。自分たちが一番おかしなことをやって選挙を歪めているくせに、それを完全に棚に上げて「ロシアの工作が」「中国のせいだ」「立花孝志が」とスケープゴートにしているのだ。偽情報対策などというものは、政治家どもが自らの卑劣なネット広告戦略から目を逸らさせるための、都合の良い隠れ蓑に過ぎない。


全3回、最後まで付き合ってくれてほんまにありがとうね。
最初の神戸の「横綱トマト」の話から始まって、なんで最後はこんな泥臭い選挙の金の話になんねんって思った人もおるかもしれんけど、僕に言わせたらこれ、根っこは全部一緒なんですよ。
今、永田町の連中はこぞって「SNSの偽情報が危ない」とか「ロシアや中国の工作だ」とか、あるいは「立花孝志みたいな連中のデマだ」って大騒ぎして、法律を作ろうとしてるんやけどね 。でも、そんなもんは自分らがやってるホンマのエグいことを隠すための、ただの都合のええ煙幕なんやと僕は思うんです 。
だってね、本来のアナログな選挙っていうのは、ビラの枚数も、街宣車のスピーカーの数も、警察に違反やって怒られへんように秒単位のオペレーションでガチガチに数量規制されてる、ものすごく過酷な世界なんですよ 。それやのに、なんでネット広告だけは数量も金額も無制限でやり放題なんかって話でしょ 。
あいつら、自分らの才覚で集めた金だけやのうて、僕らの血税である政党交付金まで混ざった財布から億単位の金を引き出して、YouTubeの画面を自分らの広告で埋め尽くしてるわけです 。そんなん、ただ単に「税金で票買い叩いてる」だけやんか 。
他国の工作やネットのデマをスケープゴートにしてギャーギャー言うてるけど、一番選挙を歪めてるのは、実はお前らのその「無制限の金と広告」なんちゃうんかと 。自分たちが一番おかしいことやってるのに、その卑劣なカラクリを完全に棚に上げてるだけなんですよ 。
偽情報なんかよりずっとタチの悪い、権力側が用意したこの「合法的な欺瞞」。これを見抜くためには、やっぱり僕ら自身が自分の頭で考えて、表面的な言葉に流されない「教養(サブスタンス)」を持たなあかんのやろうね。誰かが作った分かりやすい敵に騙されんように、これからも一緒に世の中のホンマの姿、見極めていけたらええなと思ってるんですわ。



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