6/9(火)朝刊チェック:【悲報】斎藤元彦さん、自民党から見放されてしまう。
【結論】
斎藤知事が県庁前の違法なヘイトスピーチを「迷惑」と切り捨てられない構造を、マルクス『ブリュメール18日』を基に冷徹に解剖。四面楚歌の知事にとって、あらゆる階級のクズ・汚物・残骸こそが唯一の無条件の支持基盤であり、それゆえに事実上の容認・依存を続けざるを得ない地方自治史最大の喜劇と倫理的破綻の全貌を暴く。
【ポイント3選】
・クズと汚物に縋るボナパルティズム: マルクスが看破したナポレオン3世の支持基盤と完全に一致する、ヘイト層を切り捨てられない斎藤知事の無条件の生命線。
・特定外来生物の陰湿な犬笛: 追及当日に投稿された「駆除」ツイートに潜む反対派への攻撃扇動と、高市早苗の「名刺交換」屁理屈を庶民の感覚で完全論破。

「この第2回から読み始めてもらうのも、まあ一つの手ではあるんです。今目の前で起きている『保守の最大会派から差別をやめろと諭される知事』という前代未聞の喜劇 や、マルクスを引っ張り出して解剖する『あらゆる階級のクズや汚物にしか頼れなくなった権力』の醜悪さ っていうのは、それ単体でも十分おもろい、というかグロテスクな見世物ですからね。
ただね、それって映画で言うたら『いきなりクライマックスの怪獣が暴れ回ってるシーンだけを見る』ようなもんでね。その怪獣の暴れっぷりの火力は伝わるやろうけど、『そもそもなんでこの怪獣は街に放たれてしまったんや?』っていう、一番恐ろしい構造の部分が抜け落ちてしまうんです。
その構造の正体、つまり『百条委員会の結論も待たずに、沸騰する民意にビビって手続きを放り投げた議会の最大の不幸』 や、『アメリカ建国の父たちが250年前に見抜いていた多数決とピュア・デモクラシーの恐怖』 については、第1回でみっちりバラしてますんで。
別に強制はしませんけど、本気で今の地方自治の現在地を知りたいっていう奇特な方はね、ちょっとだけ遠回りして第1回の手続き論から目を通してもらう方が、結果的に『なぜこんな事態になってるのか』の絶望の解像度が、グッと上がるんちゃうかなって気はしますわ。」
【完全版】動画タイムスタンプ&要約辞書
【クリックで展開】全111箇所のタイムスタンプと要約を表示(動画の取扱説明書)
- 01 00:00 [結論]配信スタート・思った通りに物事が動いた朝
- 02 01:18 [視点]客が育ちすぎたツイキャスと牛乳石鹸の流儀
- 03 02:28 [分析]梅雨時の海苔弁当ヘアとパーマのジレンマ
- 04 03:34 [挑発]ハゲる前の悪あがきと福井換気スタイル
- 05 04:41 [真実]45分で語り尽くした「2年足かけ3年の歴史」
- 06 05:47 [断罪]権力批判への過剰反応が露呈する田舎者の劣等感
- 07 06:52 [論理]表現形態を嗤う連中への完全論破
- 08 07:59 [視点]はるか昔の青春の風景と露店の射的騒動
- 09 09:13 [分析]モヒカン後頭部へ向けられた田舎特有の心理的拒否反応
- 10 10:18 [本質]ダメージデニムを縫うおばあちゃんと同根のルサンチマン
- 11 11:23 [挑発]ウルトラマンのチャックとパンクスへのいらぬお世話
- 12 12:30 [構造]髪の毛いじりではなく「風邪引くで」と同質の老婆心
- 13 13:37 [真実]加齢がもたらす「日向ぼっこの重要性」への気づき
- 14 14:41 [視点]血が通わない肉体と老婆の善意への深い共感
- 15 15:48 [分析]冬場の国会・ちっちゃい部屋に集まる人々の習性
- 16 16:54 [構造]昭和のラジエーターと石造りの冷気に抗う人々
- 17 18:01 [結論]光を求めるお年寄りたちと猫化する生態
- 18 19:08 [視点]兵庫県議会の香盤表とヘイトスピーチ条例の奇妙な一致
- 19 20:14 [構造]リベラルと保守が共に問う条例の運用状況
- 20 21:19 [本質]議会のメインテーマに浮上したヘイトスピーチ問題
- 21 22:24 [警告]斎藤元彦の特定外来生物ツイートに潜む意図
- 22 23:33 [断罪]卑劣な犬笛に対する「特定外来生物」からの痛烈な皮肉
- 23 24:42 [挑発]Twitterでの煽り返しと直球すぎる反撃
- 24 25:49 [真実]ヘイトスピーチは罰則がないだけの明確な「違法行為」
- 25 26:54 [論理]法務局ではなく警察が取り締まるべき犯罪である
- 26 27:59 [構造]議会明けに自民党が下した給料削減条例への採決
- 27 29:02 [分析]服部副知事の給与まで道連れにする意味不明な提案
- 28 30:09 [真実]知事の酷すぎる答弁が自民党を「反対」へと寝返らせた
- 29 31:14 [結論]北口幹事長に見る「本寸法の保守政治家」の振る舞い
- 30 32:19 [本質]日の丸と万歳ではない、既存の手続きを重んじる反革命思想
- 31 33:24 [論理]神戸新聞が報じた「方針変更の理由」に隠された高等戦略
- 32 34:32 [断罪]議会は首長の暴言に左右されないという保守の意地
- 33 35:35 [視点]高市早苗の凋落と防衛線を下げる浅薄な嘘
- 34 36:51 [挑発]名刺交換と面識を巡る総理と風呂屋の番台の屁理屈
- 35 38:02 [構造]プロの政治家が察知する「高市リスク」と中道改革連合の脅威
- 36 39:06 [闇]兵庫県における公明党との遺恨と背中が寒い自民党員
- 37 40:09 [分析]吹雪のゴルフのような過酷な選挙戦を恐れるフラフラ議員
- 38 41:15 [真実]挙手ではなく無記名投票を選んだ北口幹事長の神髄
- 39 42:46 [結論]遺恨を残さず己の志を述べさせた見事なマニューバー
- 40 43:52 [断罪]2024年9月・兵庫県議会が犯した「最大の不幸」の正体
- 41 45:10 [警告]百条委員会の結論を待たずに不信任を急いだ日本維新の会の罪
- 42 46:31 [真実]手続き論を放棄した代償と失われた命の重み
- 43 47:45 [論理]沸騰する民意に議会が絶対になびいてはならない歴史的理由
- 44 49:06 [本質]アメリカ建国の父たちが恐れた「民意による国家滅亡」
- 45 50:25 [構造]不逮捕特権と無答責が議員に与えられた真の意味
- 46 51:29 [分析]フランス・イギリス・日本を貫く憲法のコアカーネル
- 47 52:33 [視点]設計図通りに動いた北口と、掟を破った2024年9月の対比
- 48 53:50 [断罪]レイシズムとミソジニーを「保守」と勘違いする現代の堕落
- 49 54:57 [真実]保守主義とは人間の本性に対する「怪我するぞ」という警告である
- 50 56:22 [分析]フランス革命の熱狂に冷水を浴びせたエドマンド・バークの知見
- 51 57:30 [警告]多数決(ピュアデモクラシー)の暴走を予見したマディソン
- 52 58:35 [結論]多数決がもたらす混乱と暴力、そして「兵庫県」という名の惨劇
- 53 59:40 [構造]王様を追い出した後、新たな王様を作らないための苦肉の制度設計
- 54 1:00:44 [構造]多数決というシステムが「新たな王様」を生み出すメカニズム
- 55 1:02:29 [真実]多数決の恐怖を回避するために設計されたアメリカ合衆国憲法
- 56 1:03:35 [視点]ポリティシャンとステーツマンの違いを体現した北口幹事長
- 57 1:04:38 [分析]多数決という伝家の宝刀を抜くまでの「手続き」の重要性
- 58 1:05:45 [警告]熱狂と多数決で暴走したフランス革命とロベスピエールの末路
- 59 1:06:53 [本質]何億リットルの血で書かれた「国家運営のルールブック」
- 60 1:08:02 [断罪]排外主義を愛国と勘違いする連中は「保守の反対側」である
- 61 1:10:14 [視点]保守主義の聖典を読み解く上で避けられなかった「マルクスおじさん」
- 62 1:12:28 [構造]自民党・伊藤県議が突きつけた「ヘイトスピーチへの迷惑」という踏み絵
- 63 1:13:41 [真実]個別事案への明言を逃げ続ける斎藤知事の無責任答弁
- 64 1:14:50 [警告]「迷惑だ」の一言すら言えないトップがもたらす絶望
- 65 1:16:04 [断罪]自民党から「差別をやめろ」と諭される異常事態
- 66 1:17:21 [闇]県庁周辺に湧いた「斎藤頑張れ、朝鮮人死ね」と叫ぶ支持者たち
- 67 1:18:56 [論理]斎藤知事がヘイトを「迷惑」と言えない本当の理由
- 68 1:20:04 [分析]あらゆる階級のクズ、汚物、残骸に頼るルイ・ボナパルトの姿
- 69 1:22:16 [結論]マルクスの言葉がそのまま当てはまる「本物の斎藤元彦」
- 70 1:23:33 [挑発]英語で味わうマルクスの「3つ連続の断定」の圧倒的グルーヴ感
- 71 1:25:37 [真実]ニューヨークのドイツ系移民へ向けて英語に翻訳された真意
- 72 1:27:08 [視点]偉大なナポレオンが19世紀に再登場するための「漫画化」
- 73 1:28:15 [警告]皇帝を自称する無一文の山師と兵庫県の恐るべきシンクロ
- 74 1:29:30 [構造]パリで起きた喜劇が2024年の兵庫県で完全再現されている事実
- 75 1:30:40 [闇]『民衆の歌』から60年後、クズと汚物の天下がやってきた歴史
- 76 1:32:07 [挑発]俺の和訳著作権は放棄するからプラカードにして掲げろ
- 77 1:34:28 [分析]マルクスおじさんが今の阪急電車に乗ったらどう分析するか
- 78 1:35:44 [真実]新梅田食道街で串カツを食う「よう喋る大阪のおっさん」的マルクス像
- 79 1:36:49 [論理]ペンに怒りを込めて字を書く生粋のジャーナリストの姿
- 80 1:38:07 [本質]他者からの評価を一切気にしない「自己愛ゼロ」の強靭さ
- 81 1:40:43 [分析]大英図書館にこもり続けた男の徹底した「自己への無関心」
- 82 1:41:56 [真実]「1度目は悲劇として、2度目は喜劇として」歴史は繰り返す
- 83 1:43:15 [視点]「じゃがいも1袋分」という表現に宿るマルクスの天才的言語感覚
- 84 1:44:30 [結論]マディソン、トクヴィル、マルクスを読めば兵庫県の惨状が理解できる
- 85 1:45:37 [構造]パリで暴走を見るマルクスと、アメリカで多数決に引くトクヴィルの対比
- 86 1:46:40 [闇]カロリーメイトで満足しそうなマルクス転生物の構想
- 87 1:48:57 [分析]エンゲルス不在で予算が足りない大阪人マルクスの悲哀
- 88 1:50:11 [視点]シアサッカーに黒ニットタイ、白シャツという絶対的ドレスコード
- 89 1:51:16 [構造]19世紀から決まっている「夏の男の制服」の不文律
- 90 1:52:37 [真実]ちょっと寒いからヒーター入れて靴下を脱ぐ男の矛盾
- 91 1:54:56 [視点]帽子を被れば完成する「完全なる夏のおじさん」フォルム
- 92 1:57:13 [断罪]愛国者を自称しながら文化を守らないエセ保守への皮肉
- 93 1:58:26 [警告]高槻の喫茶店に生息する「夏のおっさん」をちゃんとやれ
- 94 1:59:47 [結論]制服を決めておけば毎日の服選びから解放されるという真理
- 95 2:00:52 [構造]ノンシャランを演出する「ポケットチーフのパフ」と夏の制服のお約束
- 96 2:02:12 [結論]毎日新聞の「特大記事」に特化するため斜め読みを放棄する宣言
- 97 2:03:16 [分析]日経新聞2面:イランとイスラエルのミサイル攻撃停止とトランプの苛立ち
- 98 2:05:24 [視点]日経新聞11面:米英によるチャゴス諸島(ディエゴガルシア島)の取引
- 99 2:06:28 [本質]右翼中学生だった菅野完の「真珠湾ではなくインド洋を攻めるべきだった」論
- 100 2:07:31 [構造]読売新聞2面:中露による金王朝の後ろ盾強化と遠のく非核化
- 101 2:08:38 [真実]読売新聞社説が「女性・女系天皇賛成派」である極めて事務的な理由
- 102 2:09:48 [分析]朝日新聞:九州電力系で1090万件の個人情報(SSD)が漏洩する大事件
- 103 2:12:23 [闇]毎日新聞18面:熊本県八代市の市庁舎新築を巡る「汚職事件」疑惑
- 104 2:13:26 [警告]百条委員会を狙う「フリージャーナリストを装ったスパイ」の暗躍
- 105 2:14:32 [構造]取材と騙して百条委員長と男性職員を密会させ、盗撮写真を捏造する手口
- 106 2:15:53 [断罪]自民党が盗撮写真を用いて百条委員会の「中立性」を攻撃する卑劣さ
- 107 2:17:06 [真実]権力者が不都合な事実を隠蔽する際に行う「底なしの工作」の実態
- 108 2:18:21 [結論]調査当事者がプロセスを独占する兵庫県(斎藤県政)の異常性への回帰
- 109 2:19:26 [挑発]「名刺交換していれば面識がある」という高市早苗の論理への強烈な皮肉
- 110 2:20:32 [視点]八代亜紀の『舟唄』の熱唱と「やりたかっただけ」の唐突な幕引き
- 111 2:21:36 [結論]伏線回収の意図を完全否定し、多忙を理由に配信終了
🎪 自民党から「差別をやめろ」と諭される知事という前代未聞の喜劇
自民・伊藤県議が突きつけた「ヘイトスピーチは迷惑」という絶対の踏み絵 [▶ 01:12:28]

兵庫県議会・本会議の表を見ると、自民党の白井和也から始まり、維新のなかい隆晃、公明の麻田、県民連合の小西、そして自民党の伊藤傑という順に質問者が並んでいた。ここで極めて異様な事態が起きた。
リベラル・野党系の県民連合の小西議員と、保守・与党系の自民党の伊藤議員。この全く違う会派の二人が、奇しくも同じ「インターネット上の誹謗中傷・差別等による人権侵害の防止に関する条例の運用状況」、すなわち「ヘイトスピーチ問題」について次々と質問を重ねたのである。 違う会派の違う人が同じことを言っている。つまり、定量的に見て、今回の議会で一番多く議論されたメインテーマはこの「ヘイトスピーチ問題」だったのだ。

そして最大の異常事態は、他ならぬ自民党の伊藤議員の口から、知事に向けて「ヘイトスピーチは迷惑だと言ってくれ。差別を止めましょうよ、職員の皆さんも勇気を持ってください」と公式に呼びかけられ、諭されるという前代未聞の光景が展開されたことである。本来、罰則がないだけで警察が取り締まるべき明確な違法行為であるヘイトスピーチを放置している知事に対し、強烈な踏み絵が突きつけられたのだ。
「これ、共産党や公明党、立憲民主党から『差別やめましょうよ』って言われるんなら分かる。でもな、自民党から言われてんねんで! 自民党の議員から『差別やめましょうよ』って呼びかけられる知事って、どういう事態なの? 『差別する政党』の人から『差別すな』って言われてんねんで。それ、もうホモ・サピエンスとして人間やめるかどうかの瀬戸際やん。すごいよね!」

個別事案への明言から逃げ続け、「人権侵害」を事実上野放しにする知事の醜悪 [▶ 01:13:41]
現実に、兵庫県庁の周辺には「斎藤頑張れ、朝鮮人〇ね」などと言うゴミクズのような連中がいっぱい湧き出ている。 多くの人間が勘違いしているが、ヘイトスピーチの本質は「逮捕されて有罪判決を受けて懲役や罰金を食らうといった罰則規定がない」というだけであって、明確な違法行為である。法務局がなんかやるのではなく、警察庁から各都道府県警に通達が出ている通り、本来は警察が担当して取り締まるべき犯罪なのだ。法的な位置づけとしては、飲酒運転や人殺し、あるいは万引きと全く同じなのである。
それにもかかわらず、伊藤県議から「自分の名前を出された次にヘイトスピーチをされて、プラスになることなど一つもない。知事が迷惑してると一言言えば済む話だ。迷惑してますよね? ご回答ください」と真正面から踏み絵を突きつけられた斎藤知事の答弁は、次のようなものだった。
「関係団体の方から要望を受けたということなどは報告を受けておりますが、詳細については報告を受けていない。行政の長として個別事案への発言は差し控える」
頑なに「あのヘイトは迷惑だ」という一言を発しようとしない知事に対し、伊藤県議はこう斬り捨てた。 「別の事案の話じゃない。こういうことがあって迷惑に思いませんかということを聞いている。迷惑の一言すら言えないのなら、迷惑してないというように受け止めさせていただきたい。本当に止めましょうよ。職員の皆さんも勇気を持ってください」
世間はこれを「官僚答弁に逃げた無責任な知事」などと倫理的に批判するだろう。だが、話はそんなに甘くない。 斎藤元彦が「迷惑だ」と言わなかったのはなぜか。答えはシンプルだ。実際ね、彼は迷惑じゃないんですよ。 ここからマルクスおじさんの『ブリュメール18日』の分析の眼を借りて解剖していくが、斎藤元彦にとってあのゴミクズのようなヘイト連中は、迷惑じゃないどころか「そうであってほしい(彼らに頼るしかない)」ぐらいの、無条件の生命線なのである。

📖 マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』が暴く斎藤の正体
あらゆる階級のクズ、汚物、残骸の中にしか頼れるものがない「本物のボナパルト」 [▶ 01:20:04]
なぜ、斎藤知事は県庁前で白昼堂々と行われている違法なヘイトスピーチに対して、「迷惑だ」と切り捨てることができないのか。その答えは、カール・マルクスの名著『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』第5章に完璧に書かれている。 後にナポレオン3世となるルイ・ボナパルトが、警察や軍隊を使って国会を制圧しようとした時、集めてきたのは見たこともないようなペテン師、山師、チンピラ、浮浪者の群れだった。普通の人なら「嫌やな」と思うような連中に支えられてご満悦のルイ・ボナパルトを、マルクスおじさんはこう描写している。
「あらゆる階級のクズ、汚物、残骸の中にこそ、自分が無条件に頼れる唯一の階級を見出す。これこそが本物のボナパルト、何の留保もつかないボナパルトである」
これ、もう固有名詞を変えたらおしまいの話である。「あらゆる階級のクズ、汚物、残骸の中にこそ、自分が無条件に頼れる唯一の階級を見出す。これこそが本物の斎藤元彦、何の留保もつかない斎藤元彦である」。そのまんまや。だからアイツはヘイト連中を「迷惑」って言えないんですよ。

偉大なナポレオンを漫画化した19世紀の歴史が、21世紀の兵庫で完全再現される不条理 [▶ 01:27:08]
このマルクスの3つ連続の断定の心地よさ、英語で読むともっとかっこいい。マルクスおじさん、悪口がキラキラしてんのよ。「昔の偉大なナポレオンの性格どころか、昔のナポレオンその人が19世紀にあらわれるために『漫画化(caricatured)』されなければいけなかった」。自分は皇帝であるという妄想の姿は、無一文の山師とぴったり重なっていたとマルクスは喝破した。
かつて『民衆の歌』を歌い、「列に入れよ我らの味方に、砦の向こうに明日が」と戦っていた頃はまだマシだった。そのわずか60年後、その歌を歌い忘れた人たちがナポレオン3世を選んでしまい、あらゆる階級のクズ、汚物、残骸の天下がやってくるのである。 このマルクスの本を読むと、「はあ、兵庫ってパリやったんや」ということに気づく。あの時にパリで起こったことが、2024年の10月、11月に兵庫でそっくりそのまま起こったんですよ。そらフィナンシェ食うよな。カフェオレとフィナンシェ行くよな。
マルクスは1ページ目の書き出しでこう言っている。「ヘーゲルはどこかで、全ての世界史的な事件は2度現れると言っている。だがこう付け加えるのを忘れた。1度目は悲劇として、もう1度は喜劇として」。 俺が英語から自分で翻訳したさっきのマルクスの言葉、俺の著作権は放棄するから、皆でプラカードにして掲げたらええんちゃう? 『あらゆる階級のクズ、汚物、残骸の中にこそ、自分が無条件に頼れる唯一の階級を見出す。これこそが本物の斎藤元彦、何の留保もつかない斎藤元彦である』と。


🪈 「特定外来生物」という名の卑劣な犬笛と、高市早苗の防衛線
クビアカツヤカミキリに託して反対派を「排除・駆除」せよと大衆を煽る狂気 [▶ 00:22:24]
斎藤知事のレトリックがいかに陰湿か。議会でヘイト問題が追及された当日に、彼自身が投稿したTwitter(X)の内容がこれだ。
「議題の1つ特定外来生物対策については、県と市町などが連携し農業現場などで防除に取り組んでまいります。ノゲイトウやクビアカツヤカミキリをはじめとする特定外来生物は私たちの日常に忍び寄り、徘徊し、暮らしや災害に悪影響を及ぼします。皆様お1人1人による日頃からのモニタリングなどを通じて発見、駆除していくことが地域を守る力になります」
これが単なる環境問題へのメッセージであるわけがない。自分を追及する人間を「日常を徘徊する外来生物」に見立て、支持者に向けて「あいつらを発見し、駆除せよ」とけしかけている、極めて卑劣で陰湿な「犬笛」である。徘徊しとんのお前やろ、ボケ、という話だ。
「これどう考えても犬笛やから、『お前それ犬笛なっとんで』とまっすぐ言うたろうかと思った。そやけど『犬笛やないか』って言うのは、まっすぐ過ぎて粋(いき)じゃないから、どう言うたろうかなと思って。腹立ったんでTwitterにちゃんとこうしときました。 『おはようございます。私が特定外来生物の菅野完です』ってな。もうおかしいでしょ。こういう狂ったレトリックは真正面からいじり倒せばええねん」

「名刺交換せねば面識なし」という高市早苗の嘘を吹き飛ばす庶民の感覚 [▶ 00:36:51]
大衆の情念を煽るトップの醜悪さと同時に、プロの政治家たちが己の保身のために防衛線をどこまで下げているか。その最たる例が、高市早苗の凋落によって引き出された「名刺交換をしていなければ面識がない」というアホな言い訳である。
記者会見で「総理と私は名刺交換したことないですけど、面識ないんですか」と聞かれたら一発で終わる話だ。名刺交換の有無で面識が決まるなら、近所の魚屋のおっさんや、風呂屋の番台のおっさんとも「名刺交換していないから面識がない」ことになってしまう。 「よう考えたら俺、実の親とも名刺交換したことないわ。親と名刺交換したことあるけ、お前ら!って言うことやん」
「知的頽廃」などという言葉を使う必要すらない、「風呂屋の番台のおっさん以下」の完全論破である。そしてこの話の最大のポイントは、国政のトップ層がこんなアホな言い訳にまで防衛線を下げているのを見た地方の「プロの政治家たち」が、「ちょっとこれヤバいな」と震え上がっているという事実だ。 この防衛線の低下こそが、地方議員たちの「背中を寒く」させ、北口幹事長に「無記名の紙の投票」というマニューバーを打たせる最大の要因に直結しているのである。
🍺 自己愛ゼロの「大阪のおっさん」的マルクスが語るジャーナリズムの本質
新梅田食道街の松葉で串カツを食いながら毒舌を吐くマルクス像のシミュレーション [▶ 01:36:49]
歴史の真実を語るマルクスのテキストを英語の翻訳で読み解くと、悪口がキラキラと輝く天才的な言語センスと、3つ連続の断定(あらゆる階級のクズ、汚物、残骸〜)がもたらす圧倒的な心地よさがある。この畳み掛けの破壊力。俺はこの英語の文体から、彼が「ボソボソ喋る大阪人」ではなく、「めちゃめちゃ喋る大阪人」だったはずだと確信している。内田樹(うちだたつる)的な喋り方をする関西人ではなく、編集者の江弘毅(こう・ひろき)的な喋り方をする関西人だ。
もし現代の大阪にマルクスおじさんが転生してきたらどうなるか。新梅田食道街の串カツ「松葉」に立って、俺の横で串カツ食いながら「こっち見ても油、こっち見ても油やん。手も目もベタベタなるやん」と毒づくはずだ。あるいはマルクスおじさんと手引いて阪急電車に乗って神戸に向かったら、あの小豆色の電車から窓を見ながら「たもっちゃん、これ家ばっかりなん?」と、猛烈にわぁわぁと喋り始めるに違いない。 (江弘毅と飲む時に、「えんちゃん(エンゲルス)の代わりしてえや。えんちゃんおらへんし、銭かかるかわからへんで」というリアルな設定だ)
「じゃがいも1袋分のじゃがいも」というレトリックと、大英図書館にこもり続けた天才の格の違い [▶ 01:43:15]
マルクスの文章力が天才たる所以は、こんな表現にもある。 「じゃがいも1袋分のじゃがいもが、1袋のじゃがいもを自然と作るように、単純な足し算と掛け算で数が増えていく」 こんな悪口の表現思いつくか? 俺はこの表現がめっちゃ好きやねん。本当に悪口がキラキラしている。
みんな勘違いしているが、マルクスは学者や思想家というよりも、生粋の「ジャーナリスト」なのだ。しかも、ペンに怒りを込めて字を書くジャーナリストである。 彼が歴史を塗り替え、世界中の人間に影響を与えた最大の理由は、ロジックの精巧さではない。「自己愛がゼロ」だったからだ。自分が他人からどう評価されるかなんて一切考えていない。自分の頭に浮かんだ情念が、どう他人に伝わるかしか意識していない。
自己愛がゼロだから、マルクスは「お涙ちょうだい」は絶対にしない。自己への興味が一切なく、自己憐憫がまったくない。だからこそ、他人の目や風評を気にすることなく、大英帝国図書館にずっとこもって本を読み、世界の本質と戦い続けることができたのである。己の風評ばかりを気にする現代の人間とは、圧倒的な格の違いがある。

「ここまで読んで、『なるほど、権力者は保身のためにヘイト層やクズみたいな連中を切り捨てられへん構造なんやな』で満足してページを閉じるなら、そら別に構いませんよ。一つの事実ではありますからね。
ただね、権力側が自己愛のために倫理やルールを無視してリングのど真ん中に立ち続けると、次は何が起きるか。政治の世界の機能不全が、社会の『ガバナンス』の底が完全に抜けたような惨状にまで波及していくんですわ。
パスワードすら掛けずにサーバールームからSSDを丸ごと紛失して、1090万件もの個人情報をイケイケで見放題にさせてまうインフラ企業の大不祥事。さらには、自分らの汚職を追及する百条委員会を潰すために、フリージャーナリストの皮を被った本物のスパイを暗躍させ、委員長の密会写真を捏造するっていう熊本県八代市のおぞましき謀略。権力を持ってる側が、自分にとって不都合な事実を隠そうとする時は、ためらいなくここまでやるんです。
この『底なしの工作』の実態と、調査される当事者が自ら調査プロセスを独占して判断を下すという兵庫県の公益通報者保護を巡る異常性が、いかに近代社会のルールから逸脱してるか。その真の深淵については、続く第3回でみっちり解剖してます。
今の惨状を単なるキャラクターの喜劇だけで終わらせず、もう一段深く知りたいという奇特な方は、そのまま第3回も覗いてみてもらうと、より絶望の解像度が上がるんちゃうかなと思いますわ。」






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