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【第3回】「手から金粉が出るおっさん」の信者が総理を選ぶ絶望。自民党の「社民党化」と直接民主主義の病

Cinematic documentary style, high-end editorial aesthetic reminiscent of political thriller posters. A dark, moody room where an old, heavy wooden ballot box sits on a table. In front of the box, a pair of anonymous hands are sprinkling fine gold powder onto a voting paper, symbolizing a cult-like obsession and the madness of populism. The lighting is dramatic, casting deep shadows that emphasize the decay of a political system. Leave the entire top third of the frame completely empty as clean negative space (clear dark sky or soft out-of-focus background) to strictly ensure that the image title overlay will not overlap with any central subjects.


5/29(金)朝刊チェック:【悲報】高市早苗さん、犯行をほぼ自白してしまう


【結論】
高市早苗が30年間繰り返す「強い言葉で言い切り、破綻し、雲隠れして被害者ムーブ」という低俗な失敗ループ。そんな人物が総裁候補になる元凶は、自民党が陥った「直接民主主義の病」だ。手から金粉が出るオカルト信者の熱狂が総理を選び、民意を恐れる極左的ポピュリズムが国を滅ぼす。リベラリズム(自由主義)の欠如が招く、政治の構造的腐敗を菅野完が徹底解剖する。
【ポイント3選】

高市早苗の永遠の失敗ループ: パソコン連呼とショートメール逃亡。30年間成長せずに繰り返される被害者ムーブと雲隠れ。
兵隊が将軍を選ぶ「社民党化」: 手から金粉が出るオカルト信者が実質的に総理を選ぶ、党員票5割という直接民主主義の狂気。
日の丸を振る自称保守は「極左」: 民意の暴走を防ぐリベラリズムの欠如と、ソクラテスを殺したアテネ市民と同じ革命政権の病理。
たもっちゃん
たもっちゃん

「いや、ええんですよ、別に。この第3回の『高市早苗の失敗ループと自民党の狂気』からサクッと読み始めてもらうのも、一つの手ではあるんです。手から金粉が出るおっさんの信者が日本の総理大臣を選んでるっていう、この『直接民主主義の病』の火力は、ここから読んでも十分伝わるように書いてますからね。

でもそれってね、映画で言うたら『国会議事堂がド派手に崩壊するパニックシーンだけを見て喜んでる』ようなもんで。

たしかに、目の前で大爆発してる高市早苗の『パソコン連呼』の滑稽さとか、自民党がポピュリズムに沈んでいく恐ろしさは味わえるやろうけど、『そもそも、なんでこんな程度の低い連中が権力を握って、一切の恥じらいもなく無自覚に暴走できるんや?』っていう、一番背筋が凍るホラーの根源がスッポリ抜け落ちてしまうんですわ。

そのホラーを生み出す正体、つまり権力者が『自分は法やルールの上位にいる』と本気で錯覚してしまう教祖的な特権意識と、それを理詰めの罠でどうやって追い詰めていくかという『権力解剖のプロセス』については、第2回の『斎藤知事のハラスメント追及劇』の方でみっちり解剖して全部バラしてますんで。

別に強制はしませんけど、本気でこの国の政治が腐っていくメカニズムを知りたい人には、ちょっとだけ遠回りして第2回から順番に目を通してもらう方が、結果的にこの記事の毒の回り方もずっとエグくなるんちゃうかなって気はしますね。まあ、騙されたと思うて、一回戻って読んでみてください。」

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高市早苗が30年間繰り返す「永遠の失敗ループ」

週刊文春が報じた、公職選挙法違反疑惑に関わる秘書とのLINEでのやり取りについて、高市早苗の対応はあまりにもお粗末であった。彼女は「事務所のPCを確認したらありませんでした」「ショートメールです」などと、論点をずらした言い訳に終始している。

パソコン連呼とショートメール逃亡。強い言葉で言い切り、整合性が崩れ、雲隠れし、被害者ムーブをかます

疑惑の核心は通信の手段(PCかスマホか、LINEかショートメールか)ではない。それにもかかわらず、的外れな用語を連呼して逃亡を図る姿は、彼女が政治家としていかに「程度の低い人間」であるかを如実に物語っている。

「うまいこと逃げとんすよ、逃げたつもりでおるんよ。文春が書いてんのは、業者のおっちゃんと秘書のLINEのやり取りですよ。それやのに『PC確認したらありませんでした』『ショートメールです』って、なんでそこでパソコン、パソコンって連呼すんのかなと思って。お前そんなんもう、お前ですよ」

菅野氏によれば、高市早苗のこの逃げ方は今に始まったことではない。彼女は新進党時代から30年間、全く同じ「5段階の失敗ループ」を延々と繰り返しているのだという。

そのループとはこうだ。1. 強い言葉で言い切る → 2. 整合性が取れなくなる → 3. 説明がめんどくさくなるから雲隠れする → 4. ポッと出てきて被害者ムーブをかます → 5. みんなから愛想をつかされる。今回もまた、この見事なまでの黄金パターンになぞって自滅への道を歩んでいるに過ぎない。[▶ 1:19:15] [▶ 1:20:26]

放送法の小西洋之追及、奈良県知事選分裂、2012年町村派裏切りに見る「程度の低さ」

この「5段階の失敗ループ」は、過去の重大な政治局面においても幾度となく繰り返されてきた。記憶に新しいところでは、小西洋之議員による放送法の政治的公平性に関する行政文書をめぐる追及の際がそうである。最初は「捏造だ」と強い言葉で啖呵を切り、事実が次々と明らかになって整合性が崩れると、体調不良を理由に雲隠れし、最後は被害者ぶって答弁を避ける。全く同じパターンである。

「奈良県知事選挙でもそうですよ。揉めてんのに強い言葉で『東京で私がまとめてきましたよ』言うて。まとまってないのに。で、自民党の県連が『高市さん裁定つけてくださいよ』言うたら、おらへんねん。1週間捕まらへんねんで。で、分裂して維新にトンビに油揚げさらわれるみたいに持っていかれた後、『私は頑張ったんですが』って被害者ムーブすんの」

さらに時計の針を戻せば、2012年の自民党総裁選における立ち回りこそが、彼女の政治家としての本性を最も如実に表している。当時、所属していた町村派(清和会)の会長である町村信孝が出馬を表明しているにもかかわらず、彼女は派閥を割って安倍晋三の支持に回り、かつてのボスである町村をメディアで公然と口汚く批判したのである。結果として安倍は勝利したが、その後の彼女の冷遇ぶりは、その裏切りと行儀の悪さが永田町でどう評価されたかを物語っている。30年間、成長も学習もせず同じ失敗を繰り返す人間。このような人物がなぜ、一国の総理大臣の有力候補になり得るのだろうか。[▶ 1:23:45] [▶ 1:28:14]

兵隊が将軍を選ぶ狂気。自民党の「社民党化」という元凶

高市早苗のような「程度の低い人間」が総裁選の有力候補に躍り出る根本的な原因は、現在の自民党が陥っている構造的な欠陥にある。菅野氏はこれを「自民党の社民党化」と呼ぶ。それは、イデオロギーが左傾化したという意味ではない。「党員票」という直接民主主義的な要素のウェイトが異常に高まり、何も知らない大衆が国会議員と同じ権利を持つ組織崩壊の病理である。

昔の自民党がまともな総理を選べた「党員票25%以下(4分の1)」の知恵

かつての自民党は、まともな内閣総理大臣(リーダー)を選ぶための知恵を持っていた。それは、総裁選における党員票の割合を「25%以下(4分の1)」に抑え、残りの大部分を国会議員票で決定するというバッファー(緩衝材)の仕組みである。

「社民党が崩壊した理由ってのはそこなんですよ。党員票のウェイトが高すぎるから、何も知らんわあ言うてるだけのアホが、国会議員と同じだけウェイトで投票してるからです。自民党が左派化してるというのは、民主主義ばっかりやってるから左派化してるんですよ。おかしくなんねんて」

議院内閣制において、リーダーを選ぶのはあくまで議会の役割であり、世間の印象論や一時の熱狂に左右されやすい「民意(党員票)」の影響力を意図的に制限していたのだ。この知的防波堤が存在したからこそ、かつての自民党は国政を担うに足る重厚なリーダーを輩出することができていた。[▶ 1:30:27] [▶ 1:32:44]

100m12秒で走る青山繁晴の信者(5割の党員票)が、実質的に内閣総理大臣を選ぶ恐怖

しかし現在の自民党総裁選は、党員票のウェイトが「5割」を占めるまでに拡大している。国会議員たちは、自分たちの落選を恐れるあまり、この党員票(=世間の風)の動向を見て自らの投票先を決めるという本末転倒な事態に陥っている。「こいつは能力が低いから総理にはできない」という国会議員としての見識よりも、「党員に人気があるから乗っかろう」というポピュリズムが優先されてしまうのだ。では、その強大な権力を握った「党員」とは、一体どのような人々か。

迎合が招く議員の形骸化を解説する図解。議員が見識を放棄し、大衆人気に便乗する力学が議会の機能を低下させる様子を、下向きの矢印と議場を模した図形で示している。

「自民党の党員獲得で一番党員稼いでんの青山繁晴やで。手から金粉でんねんで!『手から金粉でる』言うおっさんの話真に受けるやつが、一番党員稼ぎってんねんで。そんな奴らの持ってる投票のウェイトがですよ、内閣総理大臣を選ぶ実質的なウェイトの半分占めてんねんて。まともになるはずないやんけ!」

「手から金粉が出る」「未だに100mを12秒で走れる」「生まれたその日にたらいの中で立った」などという、カルト宗教さながらのオカルト発言を繰り返す青山繁晴。そして、そんな彼の言葉を真に受けて熱狂する狂信的な信者たち。彼らこそが、現在の自民党において最も熱心に党員を獲得し、最も強固な集票基盤を形成しているのだ。

将軍を選ぶ極めて高度な政治的判断を、手から金粉が出るおっさんを崇拝する最末端の兵隊(一般党員)に委ねている。これが、現在の日本を覆う直接民主主義の病理であり、高市早苗が総理候補になり得る絶望的なメカニズムの正体である。[▶ 1:35:03]

保守主義の真髄とは「民意の暴走」を徹底的に規制することだ

ここで菅野氏は、現代日本において著しく歪められている「保守」という概念の本来の姿を提示する。巷に溢れる自称保守たちは、事あるごとに「民意」を振りかざし、反対派を攻撃する。しかし、それは保守主義とは対極にある、極めて危険な思想である。

日の丸を振って民意を叫ぶ自称保守は「極左」。公明党・創価学会が陥った「民意を恐れる」堕落

保守主義の本質とは、「直接民主主義は怖い」「民意は怖い」という歴史的恐怖を前提に、目につく全ての権力——そこには「人民の権力(民意)」も含まれる——を規制しようとする態度のことである。

「保守主義というのは本来、日の丸振ることでも天皇陛下万歳ということでも、自衛隊頑張れ言うことでも何でもないんですよ。目につく全ての権力というものを規制しようというのが保守主義の考え方です。だから、人民が持つ権力というものを規制しようというのが保守主義の考え方です。今、日の丸振って俺保守言うてるやつ、みんな極左なんですよ。それ、マリー・アントワネットを殺せ言うてんのと一緒やんけ!」

民意を絶対視し、既存の法体系や秩序を破壊してでも自分たちの選んだ熱狂的リーダーに全権を委ねようとする姿勢。それは「保守」ではなく、単なる「革命政権(極左)」のメンタリティに過ぎない。この「民意迎合」の病理は、自民党だけでなく公明党(南無妙法蓮華経の皆さん・創価学会)にも深く根を張っている。衆院選で大敗した彼らは「中道」を自称するが、菅野氏に言わせれば、それは単に「右に行っても左に行っても民意から見放されるのを恐れている」だけの無価値な保身である。民意を恐れて法や理念を曲げるのであれば、そもそも政治家として存在する意味などない。[▶ 1:41:08] [▶ 1:43:31]

ソクラテスを殺したアテネ市民の狂気を防ぐ「リベラリズム(自由主義)」の欠如と革命政権

では、民意の暴走を防ぐためには何が必要なのか。それは「自由主義(リベラリズム)」の徹底である。自由主義とは、「民意がどうであれ、法の下の平等や罪刑法定主義を守る」という強固な価値体系である。

王様の暴政だけでなく、時には「人民の民意」という巨大な権力が個人の自由を侵害し、人を殺すことすらある。古代アテネにおいて、卓越した知性を持ったソクラテスを死刑に追いやったのは、他でもない「アテネ市民の民意」であった。そのような民意の狂気を防ぐために、あえて権力に様々な制限やバッファーを設ける知恵こそが、リベラリズムの真髄なのである。

書棚を背に、岩波文庫『ザ・フェデラリスト』を手に持ち、カメラに向かって語りかける菅野完。

現在の自民党、そして日本政治には、このリベラリズムが決定的に欠如している。だからこそ、手から金粉が出るオカルト信者の熱狂が総理大臣を決め、5段階の失敗ループを繰り返すだけの政治家がトップの座に近づいてしまうのだ。「民意」という名の甘美な毒に侵された国家は、やがて必ず自己崩壊の道を辿る。我々は今、その恐ろしい歴史的教訓を、現在進行形の政治劇として目撃しているのである。[▶ 1:45:53] [▶ 1:48:41]

たもっちゃん
たもっちゃん

「ここまで読んで、『なるほど、手から金粉が出るようなオカルト連中が国のトップを選んでるんやな。直接民主主義の病で日本の政治はもう終わりや』で満足して絶望してページを閉じるなら、そら別に構いません。一つの残酷な事実ではありますからね。

ただね、政治のシステムがそこまで腐りきって、権力者が平気な顔して『パソコンはありません』なんて見え透いた嘘をつき続けるようになった時、じゃあ一体誰がその化けの皮を剥がすんやって話ですわ。

ネットのインフルエンサー? ちゃいますよ。皆さんが『もうオワコンや』言うて小馬鹿にしてる、新聞を中心とした『オールドメディア』なんです。1000万円かけて国会でネチネチ追及するより、カメラマンの執念が切り取った『たった1枚の写真』が、政治家のしどろもどろな嘘を一刀両断にしてしまう。

この、フェイク全盛の時代において『本物のジャーナリズム』が放つ原始的な暴力性と、世界で繰り広げられているイランのPhD集団による怪物級のインテリジェンス外交については、続く最終回の第4回でみっちり解剖してます。

自民党の狂気だけでお腹いっぱいにならず、権力の嘘をメディアがどうやって鋭く撃ち抜くのか、その鮮やかな瞬間を見届けたいという奇特な方は、そのまま第4回も覗いてみてもらうと、絶望の先にある『知性の底力』に痺れるんちゃうかなと思いますわ。」

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