2/23(月・祝)朝刊チェック:自民党をしばき倒すと叫ぶ以外に他党の存在価値などあろうはずもない
記事の要約と図解
【結論】 若者たちが「高齢者医療費は無駄だ」と怒る真の理由は、高齢者への憎悪ではなく、自身の「手取りの目減り」と「異常な租税負担率」への不満である。野党やリベラル層は、AIのように表面的な道徳説教を繰り返すのではなく、不満の「ルートコーズ(根本原因)」を見極めなければならない。その根本原因たる搾取システムを70年にわたり構築してきたのは自民党であり、野党は小手先のマーケティング(ジェネリック自民党化)を捨てて、人民の海へ飛び込み、堂々と自民党政治の本質を突くべきである。
【ポイント3選】
- AI的な道徳説教の無力さ: 表面的な事象に対し、あらかじめ用意された正論(道徳律)を返すのは単なる「差し込み印刷」であり、政治的知能ではない。
- 怒りの「ルートコーズ」は自民党: 手取りを減らしている社会保険料や税金の天引きシステムを設計したのは、他でもない長年の政権与党・自民党である。
- 「ジェネリック自民党」の敗北: 投票行動と購買行動は異なる。有権者にウケる政策だけをマーケティング的に追い求めれば、自ずと自民党の劣化コピーになり、存在意義を失う。
■ 【徹底解説】怒りの矛先を間違えていないか?手取り減少の真犯人とジェネリック自民党の罠
表面的な現象に騙される「AI的」なアホリベラル
街角で「老人の医療費は無駄だ」と叫ぶ若者集団を見たとき、あなたはどう反応するだろうか。「年寄りになんてことを言うんだ」「お前もいずれ年寄りになるんだぞ」と説教を垂れるのが、いわゆる「アホリベラル」の常套手段である。しかし、これは全くもって知的な態度ではない。あらかじめインプットされた道徳律を自動出力しているだけであり、思考を持たないAIがやっている「壮大な差し込み印刷」と何ら変わらないのである。
真の知能とは、そして真の政治とは、そこで「問いを立てる」ことだ。若者たちは本当に、高齢者が長生きすることや、安く医療にアクセスできること自体に腹を立てているのだろうか?答えは否である。彼らの怒りの「ルートコーズ(根本原因)」は、高齢者への憎悪などではなく、自身の「手取りの少なさ」なのだ。
真のルートコーズは「手取りの目減り」である
40年前、会社員の給与の中央値から見た国民負担率(租税負担と社会保障負担の合計)は30%から35%程度であった。しかし今日では、消費税を除いても45%から50%が天引きで持っていかれている。給料明細を見た時の「額面」と「手取り」の絶望的な差分。これこそが、若者たちを街頭に駆り立て、不満を爆発させている根本原因なのである。

ルートコーズが「租税負担率の高さ」であるにもかかわらず、表面上の「高齢者医療費の無駄」という言葉尻だけを捉えて分断を煽ったり、道徳的なお説教で封じ込めようとしたりするのは、政治の役割を放棄しているに等しい。有権者の不満の奥底にある本当の痛みを共に探し当てることこそが、政治家の仕事であるはずだ。
手取り減少の「ルートコーズ」は自民党政治
給与明細の天引きを決めているのは誰か
では、その異常な租税負担率を作り上げ、あなたの給与明細から毎月容赦なく天引きしていくシステムを設計したのは誰か。紛れもなく、自民党である。額面と手取りの間の差分を決めてきたのは自民党の税調と厚労省であり、他党が関与する余地などなかった。
1955年の結党以来、70年の歴史の中で野党が政権を担ったのはわずか4年間に過ぎない。現在我々が直面している全国的な社会インフラの老朽化(道路陥没など)も、異常な国民負担率も、その100%すべてが自民党政治の帰結なのである。
70年の与党が既得権益を批判する滑稽さ
自民党やその周辺が「悪夢の民主党政権がむちゃくちゃにした」と責任転嫁するのは滑稽極まりない。それは、50年以上維持した体制がたった4年の野党時代で崩壊してしまうほど、脆弱な土台しか築いてこなかったという自白に他ならない。しかも、政権奪還から十数年が経過した今になっても『まだ回復できない』と泣き言を言っているに等しいからだ。
70年間政権与党の座に居座り続けた集団が「既得権益を打破する」などと叫ぶのは、論理的整合性が完全に破綻している。諸悪の根源、ルートコーズは自民党にあると胸を張って指摘すべきなのだ。
政治におけるマーケティングの罠
投票行動は購買行動ではない
政治の世界に「マーケティング」を持ち込むのは致命的な誤りである。巷で流行っているスープカレー屋に対抗するため、同じメニューを安く提供したり、あるいは高級路線で差別化を図ったりするビジネスの論理は、政治には通用しない。なぜなら、購買行動と投票行動は根本的に異なるからだ。投票用紙のコストは誰にとっても等しく「1票」であり、自民党に投票すれば200円割引になるわけでも、共産党に投票すればキャッシュバックがあるわけでもない。
「ジェネリック自民党」に存在価値はない
有権者にウケる政策、すなわちマーケティング的な最適解を求めれば、論理的必然として「前回の選挙で勝った政党(=自民党)の政策」を模倣することになる。集団的自衛権も原発も辺野古も憲法改正も容認するが「私たちは自民党ではありません」と主張する政党に、一体誰が投票するというのか。本家本元があるのに、わざわざ「ジェネリック自民党」を選ぶ有権者など存在しない。野党が政策の同質化に逃げ込むことは、自らの存在価値を否定する自殺行為である。
政治家は「人民の海」に飛び込め
答えは会議室ではなく現場にある
野党がすべきことは、会議室で「有権者にウケる政策」をひねり出すことではない。「安楽椅子探偵」のように部屋にこもるのではなく、「人民の海」に飛び込み、人々の不満のルートコーズを直接聞き出す泥臭い作業である。若者が高齢者批判を口にしたとき、その背後に潜む『手取り減少への絶望』を言語化し、怒りの矛先を正確に権力(自民党)へと向け直すよう、順序立てて説く必要がある。
三木武吉に見る本物の政治家の凄み


保守合同を成し遂げ、自民党を作り上げた立役者である三木武吉の生き様を見よ。言論弾圧の法律が存在した戦前の時代に、権力者である後藤新平の家の前で命がけの演説を打った男である。立会演説会で「妾(めかけ)が3人いるぞ」とヤジを飛ばされた際、「3人ではありません、5人です」と切り返して会場を沸かせた逸話は有名だが、これは単なる機転ではない。当時の厳しい道徳律の中でその返しがウケたのは、彼が日頃から徹底して有権者と対話し、深く結びついていたからに他ならない。

「妾が3人おるってヤジられて、逆に『5人や!』ってドヤ顔で言い返す度胸、どない思う? しかも結局一番寵愛してたんは、梅子やったらしいで 。今の時代やったら一発で大炎上やな(笑)」
現在の野党に圧倒的に欠けているのは、この「人民との結びつき」と「権力と対峙する覚悟」である。小手先のマーケティングなど捨て去り、有権者の痛みの根源に寄り添い、怒りの矛先を正しく権力者へと向け直し、真の「ルートコーズ」の解消に挑むこと。それこそが、今求められている真の「政治」なのである。

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