創価学会を殺す「中道改革連合」の愚策…大阪と宮城の衝撃 | 菅野完 朝刊チェック 文字起こし
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第3回 創価学会のポテンシャルを殺す「中道改革連合」の愚策

2026/1/25予言なるものが存在するのであれば、おそらくその歴史上もっと早く予言が的中した事例はこれではないか。

第1回「グリーンランドは氷に覆われているからアイスランドだ」と言い募る人々へ ― 政治的熱狂と人間性の崩壊

第2回 2017年の枝野幸男を否定せよ ― 「中道改革連合」という名の歴史修正主義

記事の要約

【結論】 「中道改革連合」は選挙のド素人である。創価学会という「最強の集票マシーン」を擁しながら、大阪5区(国重氏)に独自候補を立てないのは、エンジンの掛け方を知らない証拠だ。さらに宮城では理念なき「渡り鳥」候補を擁立し、中央では国民民主党を取り込んで保守票の受け皿を壊そうとしている。これらはすべて、自民党を利するだけの「戦略的自殺行為」である。

【ポイント3選】

  1. 大阪の愚策: 学会員が動くのは「小選挙区は〇〇、比例は公明」というバーターがある時だけだ。大阪5区の不戦敗は、学会員のモチベーションを殺す利敵行為である。
  2. 宮城の変節: 立憲→維新→中道と渡り歩く境恒春氏のような「風見鶏」を推すことは、2017年の「筋を通す」精神への冒涜であり、有権者の不信を招く。
  3. 統合の罠: 「第2自民党」はいらない。国民民主党などを取り込めば、行き場を失った「保守的な不満層」は自民党に回帰するだけだ。

■ 【徹底解説】創価学会のポテンシャルを殺す「中道改革連合」の愚策 ― 大阪と宮城の事例から

精神論や理念の話はもういい。「勝つために手段を選ばない」と言うのなら、徹底的に「勝てる戦術」の話をしよう。

現在の中道改革連合、とりわけ大阪における選挙戦術は、実務を知らない素人の集まりと言わざるを得ない。その最大の証拠が、創価学会という「最強の集票マシーン」の使い方を完全に間違えていることだ。

大阪5区:なぜ「最強の集票マシーン」を錆びつかせるのか

その象徴的な事例が、大阪5区(国重徹氏の選挙区)である。 ここは公明党のプリンス・国重徹氏が地盤とし、これまで公明党が小選挙区で勝利し続けてきた「常勝関西」の要衝だ。

今回、公明党が小選挙区から撤退し、比例票の獲得に注力する方針をとったことは周知の通りだ。 ならば、ここで中道改革連合が取るべき「正解」は何か。 それは、これまで公明党が強かったこの選挙区にこそ、意地でも「中道(立憲側)」の候補者を立てることだ

学会員のモチベーションを理解していない

なぜか? 創価学会の選挙運動員が最も熱量を発揮するのは、「自分たちの選挙区で、自分たちの代表を国会に送り込む」という具体的なミッションがある時だからだ。 「小選挙区はこの人(中道候補)に入れてください。その代わり、比例は公明党と書いてください」。このバーター取引があって初めて、現場の学会員はフル回転できる

ところが、現在の中道改革連合は大阪5区に独自候補を立てていない。 これでは、大阪5区の大量の学会員は、投票所で小選挙区の用紙に誰の名前を書けばいいのか迷うことになる。 結果として、彼らの選挙に行くモチベーション自体が削がれ、頼みの綱である「比例票」さえも目減りすることになるのだ

「国民民主党に配慮した」? 寝言を言うな。 大阪5区に候補を立てないということは、創価学会という最強のエンジンのアクセルを踏まないことと同義だ。 ごく単純な話だ。ここを空白区にするということは、中道改革連合には「本気で政権を取る気がない」というメッセージに他ならない

宮城の「渡り鳥」に見るオポチュニズム

戦術だけでなく、候補者の「質」においても、現在の野合は目を覆うような惨状を呈している。 その典型例が、宮城で擁立された境恒春氏だ。

彼の経歴を見てみよう。

  • 2021年の衆院選直前まで:立憲民主党の宮城県連青年局長。
  • 2021年衆院選、2024年衆院選:立憲が不利と見るや、維新の会へ移籍して出馬。
  • 現在:維新もダメだと見るや、今度は「中道改革連合」から出馬。

見事なまでの「渡り鳥」である。 彼のSNSを見ると、維新時代に書いた「寄付のお願い」や政治的主張と、現在の主張が何の総括もなく同居している(私が指摘した後、慌てて削除したようだが)

「勝てれば何でもいい」という姿勢は、有権者に「信念のなさ」として透けて見える。 2017年に「筋を通す」ことに熱狂したかつての立憲支持者たちは、こうした「境的」な生き方を肯定するのだろうか。 もしそうなら、あなた方はもう二度と「政治家の劣化」を嘆く資格はない。

「第2自民党」はいらない

最後に、野党再編の全体像について触れておく。

巷では「国民民主党と一本化して、保守票を取り込むべきだ」という議論があるが、これは選挙戦術として間違っている。

国民民主党や参政党のような勢力は、自民党支持層の中で「今の自民党には不満がある」という層の受け皿になっている。 もし、自民党と中道改革連合の一騎打ちになれば、彼ら(保守的な不満層)は間違いなく自民党に回帰する

つまり、国民民主党などが独自に候補を立ててくれた方が、自民党の岩盤保守票を割ってくれるため、結果として中道改革連合には有利に働くのだ。 中道改革連合が目指すべきは、「第2自民党」になることではない。自民党とは明確に異なる対立軸(リベラル・左派)を打ち出し、「自民党には入れられないが、第2自民党(国民民主など)も頼りない」と考える層を確実に固めることだ

構造を見ず、戦術を練らず、ただ「みんな一緒になれば勝てる」と信じ込む。

それは戦略ではなく、単なる思考停止である。

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