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【第2回】「水差し入れ」を左翼の陰謀とする東浩紀の論理飛躍。特高警察への密告と同じ錬金術

薄暗い部屋で、虫眼鏡を手に書類を真剣な表情で調査する3人の男性。手元にはグラスや灰皿が置かれ、重苦しい雰囲気が漂う。


6/1(月)朝刊チェック:「サヨクのせいだー」という田舎の弱者向けの言論もどきにチャレンジしてみる回


【結論】
東大五月祭での「熱中症対策の水」を左翼の工作と騒ぐ東浩紀らの言説は、戦前の特高警察に寄せられた「洗濯物の干し方でスパイ信号」という私怨の密告と完全に同根である。ミスを校閲のせいにする浅ましさと、田舎の弱者に媚びた結果の「爪伸びてそう」な不潔感。彼らの陳腐な陰謀論を圧倒的なセンス(とん蝶)で一掃する。
【ポイント3選】

見事なブーメラン: 事務的指摘で他責(校閲のせい)に逃げる東浩紀の嘉門タツオ的喜劇
前髪は北朝鮮への暗号か: 何でも左翼のせいにする明治時代からの陳腐な錬金術
致死量のビーフ(ディス): 「爪伸びてそう」というプロテスターの一言と、至高の差し入れ「とん蝶」の審美眼
たもっちゃん
たもっちゃん

お疲れさんです。この記事から読み始めた人、ちょっと待ったほうがええかもしれへんよ。

前回の第1回ではな、「選挙で勝てば1+1=3でも正解になる」っていう、兵庫県知事選で111万人が陥った多数決の狂気について菅野さんが徹底的に解説してくれてるんよ。あのベースがないと、この国の「田舎の弱者」がいかに思考停止してるかっていう恐ろしさが、ちょっと伝わりきらんかもしれへん。

今回はその続き。大衆が思考停止してるのをええことに、自称インテリの知識人どもが「何でも左翼のせい」にして金を稼ぐ、ホンマに呆れるような論理飛躍のカラクリを暴いていくで。特高警察の密告から「とん蝶」まで、話の振り幅がえぐいから、まずは前回の記事でしっかり「多数派の狂気」を予習してから戻ってきてな。

「熱中症になりそうな人に水を差し入れるなんて、けしからんなあ。自主的に座り込んでる学生に水差し入れるなんて、何言うてんの?全く意味がわからんわ」
(※今日は、インテリぶった連中がいかに狂った論理飛躍をしているか、徹底的に解剖するで)

言論空間において、事実と論理を手放した人間がどこまで堕落できるのか。その最も醜悪な標本が、現在進行形で私たちの目の前に展開されている。東大五月祭における参政党・神谷宗幣の講演会が爆破予告によって中止に追い込まれた事件を巡り、一部の自称知識人たちが繰り広げている「水差し入れ=左翼の陰謀」という、知性を疑うほどの狂気に満ちた論理飛躍である。

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熱中症対策の「水」に暗号を見出すエセ知識人たちの知的退廃

東大五月祭の神谷宗幣講演中止を「左翼のせい」にする狂気

事の顛末は極めてシンプルだ。神谷宗幣の講演会に対し爆破予告があり、イベントが中止になった。その際、会場の外で座り込みの抗議活動をしていた学生たちがいた。現場にいた鍋倉君や弥勒さんの証言を総合すれば、学生たちはあくまで自主的に座り込みを行っており、外部の人間は「学生の自治を侵してはいけない」という最低限のモラルを守って門の外から見学していただけである。しかし、五月の直射日光が照りつける窓のない空間で座り込んでいる学生たちが熱中症になりそうだったため、見学していた左翼系のプロテスターたちが「水を差し入れた」。ただそれだけのことである。

ところが、東浩紀(あずまん)や辻田真佐憲といった連中は、この「熱中症対策の水を差し入れた」という単なる人道的行為を捕まえて、「左翼が水を差し入れたせいで講演会が中止に追い込まれた」「左翼はこれだから嫌われるのだ」と大騒ぎしているのである。爆破予告という明確なテロ行為による中止事案に対し、「水差し入れ」という全く無関係の要素をリスク視して論理を組み立てる。この知的退廃、この絶望的なまでの論理の崩壊は、もはやまともな大人が公共の電波に乗せて議論するレベルに達していない。

「いや、爆破予告で中止になったイベントの話をしてるのに、爆破予告以外のリスク考えてどうすんの?それ、何の議論してんの?神谷宗幣の講演会が中止に追い込まれたのは、熱中症になりそうな学生に水を差し入れた左翼のせいだ?リベラルのせいだ?……お前ら、頭おかしいんちゃうか。完全に狂ってるで」[▶ 01:28:34]

指摘されて「校閲のせい」に逃げる東浩紀の見事なブーメラン

さらに凄まじいのは、この論理飛躍の急先鋒である東浩紀自身の人間性である。彼は偉そうに「日本において人間の本質が現れるのはイデオロギーなんかじゃない。事務的な間違いについて突っ込まれた時なんです」と語っている。確かにその通りだろう。事実誤認や事務的ミスを指摘されたとき、人間はいかに誠実に対応できるかでその底が知れる。

しかし、いざ東浩紀自身が「あなたの書いていることは事実と違いますよ」と指摘された際、彼は何と答えたか。「事実と違うようであれば、出版社の校閲部が修正したと思いますよ。当時マスコミ報道も混乱していましたし、まあ例によって僕がデマを蒔いたというナラティブでもいいですけど」と抜かしたのである。自らの事実誤認を、あろうことか「校閲が見抜けなかったせいだ」「報道が混乱していたからだ」と、極めて事務的な責任転嫁によって逃亡を図ったのだ。最低最悪の卑怯な振る舞いである。

「お前、事務で突っ込まれて慌てて校閲のせいにしとるやんけ!なるほどな、人間性出るね!嘉門タツオのネタやないか。『この中にスリがいる。お前か?違います。お前か?違います。お前か?違います。……お前や!』っていう。いや、お前や!人格が完全に露呈しとるわ。むちゃくちゃやで」[▶ 01:34:19]

戦前・特高警察を疲弊させた「私怨による密告」との完全な一致

「洗濯物の干し方でアメリカに信号」と騒ぐ田舎の弱者向けビジネス

この「何でもかんでも左翼のせいにする」という薄弱な論法は、歴史を紐解けば決して新しいものではない。実は、90年前の戦前日本において、特別高等警察(特高)を最も悩ませた現象と完全に論理構造が一致している。当時、熱狂的な世相の中で特高には一般市民からの密告が殺到した。しかしその大半は、「あいつは共産思想だ」というイデオロギーに基づくものではなく、単なるご近所トラブルや私怨、論敵を陥れるための虚偽通報であった。特高自身の調書にも「大半の密告が私怨に起因する。国民の道義は地に落ちた」と呆れ果てた記録が残っている。中には「あいつは洗濯物の干し方でアメリカのスパイ信号を送っている」という、腹を抱えて笑うしかない荒唐無稽な密告すらあった。

翻って現代。東大五月祭での「水差し入れ」を「左翼の工作だ」と騒ぐ東浩紀らのやっていることは、この「洗濯物スパイ説」と1ミリも変わらないのである。

「そんなん、水入れただけでそんな陰謀になる言うんやったら、多分あれやで。東浩紀のあの前髪は、共産圏に対するモールス信号やな。多分あれ、2次元バーコードになってて、外歩いたら北朝鮮の軍事衛星が空から情報読み取ってんねん。……いや、インテリがドヤ顔で言うてるの、論理構造的にはそれぐらい狂ったレベルの言いがかりやで?言うてること、戦前のチンコロと全く変わらへんやん」[▶ 01:49:00]

難しいことを言う奴はすべて「左翼」にされる明治からの錬金術

なぜ彼らはこのような狂った論理飛躍にすがるのか。それは、この国において「難しいことを言う奴はみんな左翼だ」というレッテル貼りが、田舎の弱者たちに圧倒的にウケるからである。明治時代の堺利彦の時代から続く、古くて、そして確実に金が儲かる卑しい「錬金術(芸風)」なのだ。

私自身、高校生の頃にマルクスの『共産党宣言』や北一輝の『支那革命外史』を読んでいたことがある。思想に傾倒したわけではない。彼らの書く文章が、アジテーション(扇動)の文学として極めて優れており、音読すると最高に気持ちが良かったからだ。しかし、それを見つけた祖母は「えらいことになった。うちの孫が赤(共産主義者)になってしもうた!」と大騒ぎした。本を読んでいるだけで、特攻隊に連れて行かれた時代を生き抜いた人間の恐怖である。当時の祖母の無知は時代背景からして同情できるが、現代の自称インテリたちが、金と承認欲求のためにこの「田舎のおっさんの無知と偏見」を再生産し、扇動している罪は万死に値する。[▶ 01:40:02]

酒に飲まれた中年論客たちへの致死量ディス「爪伸びてそう」

田舎のおっさんに媚びた結果生み出される絶望的な不潔感

そこに木下ちがやのような人物が登場することで、「私怨による密告(ルサンチマン)」という彼らの論理の根底にある卑しさが、いよいよ立証されてしまった。彼らが集まって酒を飲みながら配信している絵面を見たが、あまりの悲惨さに恐怖すら覚えた。ほぼ同年代の人間として言わせてもらうが、私自身の容姿がどうであれ、彼らのあの酒に飲まれて理路を失い、田舎の弱者に媚びへつらってヘラヘラしている姿は、人間としての清潔感が完全に欠如している。「田舎のおっさん」に媚びる芸風ばかりを繰り返していると、顔つきや佇まいまでがあのように絶望的に汚くなっていくのかと、慄然としたのである。[▶ 01:52:37]

プロテスターが放った究極のパンチラインと「とん蝶」の圧倒的センス

そんな彼らの醜悪な様に対し、関西の筋金入りのプロテスターである「純子ちゃん」が放った一言が、すべてを的確に撃ち抜いていた。

KENSINGTONのTシャツを着た菅野完が、本棚を背景にYouTubeライブ配信を行い、視聴者からの爪伸びてそう(笑)というコメントに反応している様子。

「『爪伸びてそう』やて。もうこれ、ヒップホップのラップバトルやったら致死量のビーフ(ディス)やで!俺やったらこんなビーフかまされたら、寝込むか死ぬしかないわ。いつ見てもじんこちゃんの言語センスはえぐい。圧倒的や」

そもそも彼らが「左翼の陰謀だ」と騒ぎ立てた東大五月祭での差し入れの品は、ただの「水」である。炎天下で熱中症になりそうな学生に水を差し入れることの何がけしからんのか。この程度のことで特高警察さながらの密告ロジックを振り回すのだから、頭がおかしいとしか言いようがない。

一方で、密室で酒に酔って管を巻きながら「何でも左翼のせいにする」デマを蒔き散らしている東浩紀らの汚い絵面に対し、現場で戦う関西の気合いの入ったプロテスター・純子ちゃんは「爪伸びてそう」という、ラップバトルにおける致命的なディス(ビーフ)を放った。

さらに言えば、そんな現場のプロテスターたちが私に差し入れてくれる品こそが、大阪の和菓子屋「絹笠」が作る至高のおこわ「とん蝶(大豆や塩昆布入り)」なのである。新幹線の帰り道に山崎蒸溜所のミニボトルと共に楽しむべきこの名品を選ぶ、圧倒的な「審美眼とセンスの差」。

ふる里の味 とん蝶の看板商品である、大豆と梅が入った三角おこわの紹介。こだわりの手作り製法と伝統ある素朴な味わいを伝える広告画像。

「爪伸びてそう」な不潔な中年論客たちと、現場に立ちながら本物の味とユーモアを知るプロテスターたち。この事実の対比だけでも、どちらに人間としてのまともな血が通っているかは、一目瞭然ではないか[▶ 01:57:01]

graph TD
    A["事実: 爆破予告で講演中止"]
    B["事実: 学生への熱中症対策(水差し入れ)"]
    
    A --> C{"論理の飛躍と結びつけ"}
    B --> C
    
    C --> D["自称知識人の主張: 左翼の工作だ"]
    
    E["事実: 洗濯物を干しているだけ"] --> F{"私怨とこじつけ"}
    F --> G["戦前の市民の密告: スパイの暗号だ"]
    
    D -. 完全に一致 .-> G
    
    H["目的: 田舎の弱者にウケる"] --> D
    I["本質: 事務的ミスの他責/清潔感の欠如"] --> D
    
    style C fill:#f9f9f9,stroke:#333,stroke-width:2px
    style D fill:#ffcccc,stroke:#ff0000,stroke-width:2px
    style G fill:#ffcccc,stroke:#ff0000,stroke-width:2px
    style I fill:#ff9999,stroke:#cc0000,stroke-width:2px,color:#fff
  
たもっちゃん
たもっちゃん

ここまで読んで、「なるほど、東大の件は知識人の暴走やな」で満足してページを閉じるなら、そら別に構いません。彼らの論理崩壊は一つの事実ですからね。

ただ、権力や大企業が何の抵抗も受けずにリングのど真ん中に立ち続けると、次は何が起きるか。政治の世界の「責任逃れ」が、人間の命の選別にまで波及していくんです。

トキの死因はすぐに認められたのに、水俣病の患者が25年も放置されたのはなぜか。それは「チッソみたいな大企業が悪いことをするはずがない」という、この国特有の思考停止の病理があるからです。この「権力への盲従」の具体的な症状と、左翼の労働法に守られながら高市早苗を支持する連中の矛盾については、続く第3回でみっちり解剖してます。

今の日本の惨状を「インテリの劣化」だけで終わらせず、もう一段深く知りたいという奇特な方は、そのまま第3回も覗いてみてもらうと、より絶望の解像度が上がるんちゃうかなと思いますわ。

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