2026/2/26(木)朝刊チェック:カタログギフト問題に「乗らない」と宣言した泉健太の戦略は案外クレバーなのではないか論
記事の要約と図解
【結論】 伊丹空港の不便さといった日常的なインフラの機能不全から、沖縄・普天間基地の異常な占有率、さらには東京・新宿上空を我が物顔で飛び交う米軍機に至るまで。これらはすべて、日本人が国家間の「構造的暴力」に対して「しゃあない」と無気力に思考停止し、服従を受け入れてしまった「面前DV」の結果である。
【ポイント3選】
- インフラの不条理:バス頼みで不便な伊丹空港より、三宮まで18分で到達できる神戸空港こそ関西のメイン玄関口にふさわしい。
- 可視化された構造的暴力:宜野湾市役所前の地図が示す普天間基地の異常な広さと、轟音の下で暮らす日常は、本土が沖縄に押し付けた「面前DV」そのものである。
- 首都圏の思考停止:新宿の高層ビル群や皇居上空で米軍が都市戦闘訓練を行っていても、それに怒りすら覚えない日本人の精神性は「共依存」の末路である。
■ 【徹底解説】日常の風景に潜む構造的暴力と日本人の面前DV的思考停止
導入:日常のトラブルと圧倒的な速度の体験
JAL機材トラブルによる遅延と猛スピードのフライト
体力が限界に達しボロボロの状態のなか、尼崎への日帰り出張を余儀なくされた。新幹線での片道2時間20分、往復4時間超の移動は肉体的に不可能だと判断し、私は最初から飛行機での移動を選択した。
しかし、10時半発のJAL便に搭乗し、いざ滑走路へ向かうというタイミングで、ブレーキの異常を示すシステムエラーが発生した。機材トラブルにより駐機場へ引き返すことになり、結局、当初の出発予定時刻から2時間半も遅延するという、とんだ疲労の連鎖に巻き込まれたのである。
ところが、いざ離陸してみると、機長から大幅な遅延のため、安全の限界の速度で飛んでいますという異例のアナウンスがあった。実際、モニターで現在地を確認すると、かつて見たこともない猛烈なスピードで静岡県上空を通過し、結果として伊丹空港までわずか35分で到着してしまったのである。やればできるではないかという驚きと共に、飛行機のポテンシャルの恐ろしさをまざまざと見せつけられた体験だった。
関西の空港再編の提案(神戸空港の優位性)
このフライト体験を通じて痛感したのは、関西におけるインフラの極めていびつな現状である。そもそも、伊丹空港は大阪の市街地へまっすぐアクセスする手段がなく、バスでの移動を強いられるなど、動線として致命的に不便なのだ。

代替案として圧倒的に優れているのが神戸空港である。ポートライナーに乗れば、三宮までわずか18分で到着できる。そこからJR、阪急、阪神へスムーズに乗り換えができ、関西一円どこへでもアクセス可能なこの利便性を考えれば、伊丹や関空を潰してでも神戸空港を関西のメイン玄関口として超拡張すべきなのだ。
本論:風景の裏側にある構造的暴力
沖縄・宜野湾市役所前の地図が示す面前DV
インフラのいびつさは、国家のいびつさと同根である。私がかつて沖縄の宜野湾市役所を訪れた際、市役所前に設置されていた一枚の地図を見て、人生観が変わるほどの衝撃を受けた。宜野湾市の面積に対して、緑色で塗られた普天間基地が占める割合は、滋賀県における琵琶湖の比率よりもはるかに巨大だったのだ。

上空を米軍の軍用機が轟音を立てて飛び交う中、その真下を中学生がジャージ姿で自転車に乗って走り抜けていく。この狂った日常風景を目の当たりにした時、これがまさに構造的な暴力であると痛感した。現場へ行かなければ、沖縄がいかにしゃあないという諦観のもとに放置されているかは絶対に理解できない。
この状況は、親同士の暴力を子供の目の前で見せつける面前DVと全く同じ構造である。抵抗しても無駄だと学習した子供が尊厳を放棄するように、沖縄の人々はアメリカによるドメスティック・バイオレンスを毎日見せつけられている。本土(大和)の人間は、自分たちがアメリカから一方的に受けている抑圧や暴力の不都合なはけ口を、ただ沖縄に押し付けているだけなのだ。
首都圏(新宿など)における米軍の市街地飛行訓練


それは沖縄という遠い田舎の特殊な問題だろうと片付けるのは、無知なる者の典型的な現実逃避である。視点を東京に移せば、新宿の高層ビル群の間を縫うように米軍のヘリコプターが飛び交い、さらには皇居や首相官邸の真上でさえ、グローバルホークや米軍の高官を乗せたヘリが当たり前のように飛んでいるという事実がある。
これらは、本国アメリカでは到底許可されない都市戦闘訓練を東京のど真ん中で行っているに等しい。休日になると我が物顔で飛び回るその姿は、半分は訓練目的だろうが、もう半分は明確に俺たちはお前らを支配しているんだぞ、見とけよという暴力的なデモンストレーションである。
一国の首都の中心に他国の軍事力が展開し、それを見せつけられているにもかかわらず、日米同盟だからと是認してしまうその態度は、ボコボコに殴られながらでもあの人は優しいのと呟くDV被害者そのものである。愛国心を放棄し、異常な状況を異常と感じられないその精神性こそが、田舎者的であり、重篤な共依存の症状に他ならないのだ。
結論:しゃあないからの脱却
日常の空港アクセスの不便さも、国家の根幹を揺るがす軍事基地の押し付けも、根底にあるのはそういうものだからしゃあないと無気力に受け入れてしまう私たちの精神の敗北である。圧倒的な暴力や不条理を前にして思考を停止させ、自らの尊厳を守ることをやめてしまった面前DVの後遺症から、私たちは今すぐ目を覚まさなければならない。目の前の事実から目を逸らさず、おかしなことにはおかしいと声を上げる。そこからしか、このいびつな構造を打破する道は開かれないのである。

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