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【後編】「ないものは、ない」:ナフサ高に喘ぐ中小企業と、それを「ある」と言いくるめる高市早苗の宗教政治

全体の世界観・構図: 重厚な伝統美と崩壊する産業の冷徹なリアルが衝突するドラマチックなグラフィックデザイン 。画面左半分には、ナフサのパイプラインやコンビナートのタンクが錆びつき、内部が完全に空っぽ(空虚)であることを示す冷たい鉄の構造物が広がり、そこから「政府への相談1万件」を意味する無数の警告文書の影が舞い散っている 。画面右半分には、落語の高座のような闇に浮かぶ一本の線香と、その奥に薄っすらと見える「心根(了見)」を問う親方の鋭い眼差しのシルエットが、歌舞伎の隈取のような朱色で描かれている 。中央には「ないものは、ない」という真実を引き裂くように、まやかしの光を放つ宗教的な後光(オーラ)のグラデーションが薄くかかっている 。


5/26(火)朝刊チェック:高市早苗やれいわ新選組のような頭の悪い連中が「消費税を下げれば物価は下がる」とか言ってるのを放置してきたツケが回ってきましたな。

  1. 【完全版】動画タイムスタンプ&要約辞書
  2. 財政破綻という本当の地獄――国家の自主運営権を失う「途方もないめんどくささ」
    1. 1+1=96を信じるカルト国家――一般会計200兆円をどう稼ぐかのグランドデザインの欠落 [▶ 0:21:25]
    2. 太平洋にゴボウ――金融政策が1ミリも効かなくなる「破綻国家予備軍」の末路 [▶ 0:42:45]
  3. 【(脱線)】絶対に間違える風見鶏と、SHIPSのレジ横のカウンター思想
    1. 望月衣塑子のいる側の逆へ行け――盗んだ資料を返せない乞食ビジネスの構造 [▶ 1:47:31]
    2. キャット・パーソンという暗号――JDヴァンスのミソジニーを撃つアメカジ of 知性 [▶ 2:04:48]
    3. 鳥山明とわたせせいぞう――世界に通用するユニバーサルなコードの美学 [▶ 2:11:44]
  4. 戦略物資ナフサの悲鳴と、高市早苗の「あると言いくるめる」宗教政治
    1. 30人の精鋭か、300人の加入戦術か――霞が関の地盤沈下と「国力研究会」の欺瞞 [▶ 2:33:37]
    2. 政府への相談1万件――備蓄不可能なナフサに喘ぐ中小企業の冷徹なリアル [▶ 2:38:08]
  5. 落語『紺屋高尾』が突きつける、現代日本政治における「了見(覚悟)」の終焉
    1. 『立ち切れ線香』と『紺屋高尾』を分かつもの――「てめえ本当にいいんだな」という心根の叩き直し [▶ 0:51:26]
    2. ないものは「ない」と言える強さ――細川たかし的潔さを失った弱き政治家たち [▶ 2:39:26]

【結論】
ナフサ高騰に喘ぐ中小企業が直面する冷徹なリアルを前に、備蓄不可能な物資を「ある」と言いくるめる高市早苗の虚言と宗教的政治手法を徹底弾劾。国家の財政赤字がもたらす真の恐怖である「自主運営権の喪失」のめんどくささを解説し、落語「紺屋高尾」の芸術性を通じて、現代の政治家と有権者に決定的に欠如している「了見(覚悟)」の終焉を炙り出す。
【ポイント3選】

太平洋にゴボウのガバガバ財政: 国家が市場から「破綻国家予備軍」と見なされた瞬間に、あらゆる金融政策のレバーが1ミリも引っかからなくなるガバナンス機能不全の地獄
300人の烏合の衆と加入戦術: 高市早苗の勉強会に300人が殺到した無意味さの本質を見抜けず、東大・京大のティア1を喪失して地盤沈下を続ける霞が関の終焉
紺屋高尾が突きつける了見の不在: ないものを工夫する覚悟から逃げ、ないものを「ある」と言いくるめる政治の弱さと、それに群がる知性なき大衆の甘えを打擲する
たもっちゃん
たもっちゃん

今から後編を読んでもらうんやけど、ちょっと待ってな。もし『消費税下げたら物価下がる』っていう話をまだ1ミリでも信じてる人がおったら、悪いこと言わんから、まずは前編のコラムから読んでみてほしいんよ。

なんでかって言うたらね、その話、『お風呂に入って頭洗ったらお腹いっぱいになる』っていうのと同じくらい、経済学の基本から外れた無茶苦茶な理屈やからなんよ。

前編ではね、物の値段がどうやって決まるのかっていう『需要と供給』の当たり前の話や、ポスレジの税額計算が『割り算』やから0%なんかできへんっていう、ちょっと泥臭い実務の話を丁寧に解説してます。

その前提がないまま、これから話す『国家の財政破綻』とか『政治家の了見』っていう深淵を覗き込むと、ホンマに何の話してるんか分からんようになってまうからね。

ちょっと面倒かもしれんけど、前編でお茶でも飲みながら経済の基本をおさらいして、それからこの後編の『ホンマにめんどくさい国の現実』に付き合ってもらえたら嬉しいですわ。ほな、前編でお待ちしてますね。」

【完全版】動画タイムスタンプ&要約辞書

【クリックで展開】全134箇所のタイムスタンプと要約を表示(動画の取扱説明書)

財政破綻という本当の地獄――国家の自主運営権を失う「途方もないめんどくささ」

前回のコラムで、消費税減税が物価高対策にならないという「大学1年生レベルの経済学」を徹底的に解体した。しかし、日本の政治空間を覆う狂気は、単なる経済理論の無知にとどまらない。より深刻なのは、国家の根幹である「財政」と「ガバナンス(統治)」に対する、政治家と有権者双方の決定的なデザイン能力の欠落である。

右を見れば高市早苗が「消費税1%」などと実務を無視した妄言を吐き、左を見ればれいわ新選組が「消費税廃止」と叫ぶ。あるいは「チームみらい」と称するITかぶれたちが「AIで行政を効率化して財源を生む」などと寝言を垂れ流す。彼らの議論には、一般会計200兆円という途方もない国家予算を「社会のどの階層から、どのように稼ぎ出し、再分配するか」という、修正資本主義の本来あるべきグランドデザインが完全にすっぽ抜け落ちているのだ。

NISAやiDeCoといった小手先の非課税枠でお茶を濁し、本来もっとも税金を負担すべき「M&Aで数桁億円のボーナスを掠め取るような金融層(ティア1)」に対する抜本的な課税論議から逃亡し続ける。1+1=2であるという前提を無視し、「1+1=96」と叫ぶカルト宗教のような数式で法律を作り、それに田舎の弱者が狂喜乱舞しているのが、この国の正体である。

1+1=96を信じるカルト国家――一般会計200兆円をどう稼ぐかのグランドデザインの欠落 [▶ 0:21:25]

「みんなで血眼になって1+1=96言うてるアホの言うこと聞いて『ほんまやな』言うて自民党の連中が法律考えてんねんで。何の宗教やこれ、ありえへん! ティア1から搾り取って貧乏人に回すっていうのが修正資本主義の考え方やろ。一般会計予算が200兆円あるんやから、200兆円を収入のティア1、ティア2、ティア3の階層からどう稼ぐかという抜本的な社会デザインの議論をせなアカンはずや。それやのに、こっち見たら高市や山本太郎が『消費税下がったら物価下がる』言うて弱者騙してる詐欺師で、こっち見たら『AIで効率化』言うチームみらいみたいな詐欺師しかおらへん。どんな地獄やねん!」

財政赤字の垂れ流しが生む本当の恐怖とは何か。それは「人が死ぬこと」ではない。夕張市や、いずれ確実に破綻する斎藤元彦体制下の兵庫県を見ればわかる通り、自治体が破綻したところで直接人が死ぬわけではない。

真の恐怖とは、市場から「破綻国家(あるいはその予備軍)」と見なされることで金利が跳ね上がり、ひいては「国家の自主運営権を喪失する」ことである。一度破綻のレッテルを貼られれば、IMFや外部の管理下に置かれ、「これをやれ」「あれを削れ」と一挙手一投足に干エンスされる。逆立ちしようがひっくり返ろうが、自分たちの意思で金融政策のレバーを引くことが一切できなくなる。この「途方もないめんどくささ」を回避するためにこそ、国家は最低限の財政規律を保たねばならないのだ。

太平洋にゴボウ――金融政策が1ミリも効かなくなる「破綻国家予備軍」の末路 [▶ 0:42:45]

「あのな、財政破綻したところで別になんかあるわけちゃうねん。ただ、めちゃくちゃ『めんどくさなる』ねん。自主運営ができんようになる。分かりやすく言うたろか? 破綻国家になるっちゅうのはな、豊丸と俺のイチモツみたいになるっちゅうこっちゃ! 太平洋にごぼう状態や! 何したかって、逆立ちしようがひっくり返ろうが全然効かへんねん。引っかかりが一切なくなるねん。豊丸相手やったら、どっかから丸太でも2本ぐらい一緒に突っ込まへんかったらどうにもならんやろ? だから、せめて『葉山レイコ』レベルの締まり具合(財政規律)にしときましょうやという話をしてるわけや。……ええ歳こいた50過ぎのおっさんが、朝っぱらから豊丸や葉山レイコ言うて、ほんま生き方間違えたかなと思うけども、これ以上分かりやすい例えないやろ!」

【(脱線)】絶対に間違える風見鶏と、SHIPSのレジ横のカウンター思想

──ちょっと待て。経済とガバナンスの話をしていると、どうにもこの国の「知識人」や「メディア」の薄っぺらさに腹が立ってくる。田舎の弱者を相手にした「乞食ビジネス」に成り下がる連中の顔がちらついて仕方がないのだ。

望月衣塑子のいる側の逆へ行け――盗んだ資料を返せない乞食ビジネスの構造 [▶ 1:47:31]

「完全に酒で頭おかしくなった東浩紀がな、スーパーミリオンヘアのコマーシャルのおっちゃんみたいになって『僕がデマを撒いたというナラティブでもいいですけど』とか逃げ口上打っとるけど、あんなもん学者どころか物語作家としても終わりや。

でもな、一番分かりやすい指標があるんや。望月衣塑子や。あいつはな、乞食ビジネスしかしてへんから『こっち行ったら儲かる』と思う方向にしか瞬間風速で動かへん。せやから、自分が立ってる側に望月衣塑子が来たら『あ、俺なんか間違えてんちゃうか』って思い直したらええねん。完璧な逆張り指標や。あいつ、俺に『盗んだ資料返せ』って面と向かって言われるのが怖いから、絶対俺のところにはオファー出さへんしな」

完全なる逆張りの指標として、望月衣塑子の進行方向と逆方向が正解であることや、同調した際に自己の判断を疑うべき旨を記した判定基準図。

──さらに言えば、俺は先日の出張で、50代の自己規制を破るという重大な決断を下した。靴下が足りなくなって、駅前のS-PALに入っている「SHIPS」に足を踏み入れてしまったのだ。50を超えたおっさんが行くような店ではないと、自分に厳しくルールを課していたにもかかわらず、だ。

キャット・パーソンという暗号――JDヴァンスのミソジニーを撃つアメカジ of 知性 [▶ 2:04:48]

「ポイントが余っとったからしゃあなしにSHIPS入って、レジ並んだんや。ほんなら、レジ横のマネキンにめちゃくちゃ可愛い『猫の刺繍』が入ったTシャツが飾ってあってな。裏見たら『CAT PERSON(キャット・パーソン)』ってプリントされとるねん。これな、ただの猫好きって意味ちゃうぞ。アメリカの大統領選で、JDヴァンスがカマラ・ハリスのことを『Cat Ladies(変な猫おばさん)』って嘲笑したやろ? 女はフェミニズムとか言うて自立して結婚せんかったら、年取って猫飼う孤独な変人になるっていう、アメリカ特有の強烈なミソジニー(女性嫌悪)のコードや。それに対する完璧なアンチ、カウンター・カルチャーとして『CAT PERSON』っていうハッシュタグが流行ったんや。ロバート・デ・ニーロとかが連帯して猫抱っこしてな。SHIPSのバイヤーは絶対そこまで計算して仕入れとるねん。このアメカジの知性と皮肉、めっちゃ欲しいやんけ!」

鳥山明とわたせせいぞう――世界に通用するユニバーサルなコードの美学 [▶ 2:11:44]

白いシャツを着た菅野完が、ホテルの部屋のような場所でチェック柄の衣類が入ったビニール袋を手に持ち、説明している様子。

「結局、猫Tシャツは我慢して、クレイジーマドラスのシャツ買うてもうたんやけどな。クレイジーマドラスなんて、子供かおじいちゃんしか似合わへん。それを俺が着て成立するってことは、俺はもう完全におじいちゃん(亀仙人)になったってことや。でもな、鳥山明がなんで世界中で愛されるか分かるか? アラレちゃんのオーバーオールにコンバース、ペンギン村のダイナー。あれ全部、70年代・80年代の『アメリカンカジュアル』と『スチームパンク』の普遍的(ユニバーサル)なコードで描かれとるから、翻訳なしで世界中に伝わるねん。それに比べて、わたせせいぞうの世界観のクソダサさよ。群馬の匂いがするねん。服の書き方とネクタイの結び方だけは完璧にかっこええねんけどな!」

戦略物資ナフサの悲鳴と、高市早苗の「あると言いくるめる」宗教政治

2026年5月26日付朝日新聞の朝刊で、トランプ外交とシンクタンクの影響力について論じた記事が赤枠で示されている。
トランプ前大統領のMAGA運動を支える頭脳として、主要な側近や関係者の顔ぶれを相関図で解説した新聞記事。

朝日新聞がようやく1面で「トランプ外交の頭脳」として、イスラエルのヨラム・ハゾニーやクレアモント研究所というシンクタンクの存在を報じた。オルバンやファラージといった世界の国家主義者たちが、こうした強固な思想的バックボーンのもとで繋がっているというグローバルな力学を、世界はとっくに議論している。

一方で、日本の自民党や霞が関の実態はどうだ。かつては東大・京大の「ティア1」の頭脳が集まっていた霞が関も、今や入省者の7割を日東駒専レベルが占めるという地盤沈下を起こしている。なぜか。優秀な若者は、年収2000万程度で国民のために身を粉にする霞が関を避け、M&Aやコンサルで「30代で2桁億円、3桁億円のボーナス」を掠め取る道を選ぶからだ。昔の豊かな村は、賢い子を銭ゲバの医者になんかさせず、裁判官や官僚に育てて国を担わせたものだが、今はただの貧乏人根性しか残っていない。

そんな崩壊寸前の国家インフラを率いるはずの高市早苗がやっていることといえば、「国力研究会」という薄っぺらい勉強会に300人の議員を集めて喜んでいることだ。これをネトウヨどもは「高市さんの求心力がすごい!」と狂喜しているが、これこそが彼女の権力基盤の脆弱さを証明している。

30人の精鋭か、300人の加入戦術か――霞が関の地盤沈下と「国力研究会」の欺瞞 [▶ 2:33:37]

飲み会苦手と評される首相が、自民党幹部らとの会食を通じて意思疎通を図る様子を報じた新聞記事の一部。

「文春の続報に怯えて、飲み会で必死に党内基盤取り繕うてる高市早苗やけどな。勉強会に300人来た言うて喜んどるアホがおるけど、あれ左翼がよくやる『加入戦術』やぞ。30人の子飼いの精鋭(コブ付き)がおるんやったら、それは絶大な政治力になる。せやけど、自民党の議員がほぼ全員(300人)参加してもうたら、それはもう『ニアリーイコール自民党』であって、高市独自の派閥でも何でもなくなり、完全に無効化されとんねん。そんな同調圧力に飲み込まれただけの集まりを『高市すげえ』って言うてる田舎の弱者は、政治の力学が1ミリも読めてへんねん」

ナフサ高が中小企業の経営を圧迫している状況や、価格転嫁が進まない課題を報じる新聞記事の切り抜き。

そして、彼女の決定的な欺瞞は「ナフサ」という戦略物資を巡る発言に象徴されている。日経新聞が報じた通り、現在、石油化学製品の基礎原料である「ナフサ」の高騰と不足が、調達力のない中小企業の経営を強烈に圧迫している。すでに政府の窓口には1万件を超える悲鳴(相談)が寄せられているという冷徹なリアルがある。しかも、ナフサというのは物理的な性質上、長期の「備蓄不可能」な物資なのだ。にもかかわらず、高市早苗は「大丈夫、ナフサはある」と平然と虚言を吐く。

政府への相談1万件――備蓄不可能なナフサに喘ぐ中小企業の冷徹なリアル [▶ 2:38:08]

「日経新聞にも『ナフサ高・中小経営を圧迫』ってドカンと出とるやろ。国への相談が1万件超えてんねんで。現場の中小企業は戦略物資が入ってこんで死にそうになっとる。しかもナフサは備蓄できへんねん。それやのに、高市早苗は『大丈夫、ナフサはあります』って平気で嘘つくねん。物理的にないものを『ある』と言いくるめる……お前ら、それ何の宗教やねん! ありえへんやろ!」

落語『紺屋高尾』が突きつける、現代日本政治における「了見(覚悟)」の終焉

なぜ、日本の政治空間はこれほどまでに嘘とペテンに汚染されてしまったのか。それは、政治家にも有権者にも、日本古来の美学であった「了見(覚悟・心根)」が決定的に欠落しているからだ。

立川談春師匠が演じる落語『紺屋高尾』という名作がある。吉原の最高峰である高尾太夫に恋焦がれたしがない職人の久蔵が、3年間、寝食を忘れて金を貯め、ついに一夜の夢を買うという物語だ。同じく遊女との悲恋を描いた上方落語の『立ち切れ線香』は、ただ人が死んで終わる「閉じた悲恋の物語」だが、『紺屋高尾』は全く違う。この物語を芸術の域にまで高めているのは、親方の「ある一言」という劇的な装置なのだ。

『立ち切れ線香』と『紺屋高尾』を分かつもの――「てめえ本当にいいんだな」という心根の叩き直し [▶ 0:51:26]

「久蔵が3年貯めた金を持って、いざ吉原に行くっていう直前に、親方が一言だけ聞くねん。『てめえ、本当にいいんだな』って。あのたった一言があるかないかで、物語の色彩が全く変わるんや。あの一言で、親方は『今日からお前は職人を辞めて、恋だけにお前の全存在を懸けて生きろ』という覚悟を問い、久蔵の『少年(心根・了見)』を根本から入れ替えて(叩き直して)吉原へ送り出すんや。だからこそ『紺屋高尾』は、解放系の素晴らしい芸術として成立するんや」

翻って、現代の日本政治を見渡してみろ。高市早苗にも、山本太郎にも、そして彼らの「お風呂に入れば腹が膨れる」レベルの白痴的なデマに群がる有権者にも、この「てめえ、本当にいいんだな」という了見の確認がどこにもない。ないものを「ある」と言いくるめるのは、ただの弱い人間の逃げである。

ないものは「ない」と言える強さ――細川たかし的潔さを失った弱き政治家たち [▶ 2:39:26]

「もっと考えなアカンのはな、『ないものはない』と正直に言える人間と、『ないものをある』と言いくるめようとする人間、どっちが国を率いるリーダーとしてふさわしいか(強いか)ってことや。高市早苗は弱いから、備蓄できんナフサを『ある』と言えてしまうんや。強い人間は、ちゃんと『ない』って言える。ないもんはないんやから、ないなりに工夫して生き延びる道を考えるしかないやろ! カツラ疑惑を突っ込まれて変な言い訳する奴より、潔く剃り上げた細川たかしの方がよっぽど強いんじゃ! この国に必要なのは、そういう潔い『了見』なんや!」

鮮やかなライトグリーンの着物をまとい、柔和な表情でこちらを見つめ細川たかしのバストアップショット。
たもっちゃん
たもっちゃん

「みなさん、ホンマに長いことお付き合いいただきまして、お疲れ様でした。こんな重たい、しかもすぐには答えの出ない話に最後まで付き合ってくれはるなんて、今どき珍しいんちゃいますか。

僕もね、なんでこんな嘘ばっかりの政治がまかり通るんやろって、呆れながらもずっと考えてるんです。でもね、やっぱりみんな『しんどい』んやと思いますわ。毎日の生活がいっぱいいっぱいで、先行きも見えへん。そんな時に『税金なくせば全部解決するで』とか『AIという魔法が全部やってくれるで』なんて甘い言葉を囁かれたら、そらスッと寄りかかりたくなる気持ちも、分からんでもないんです。人間、疲れてる時ほど特効薬を探してまう生き物やからね。

せやけどね、それを大の大人が、しかも国を動かす立場の人間がやってしもうたら、社会の底が抜けてまうんです。魔法の杖なんかこの世のどこにもないんよ。

国を回すお金が足りんのやったら、誰からどうやって集めて、どこに配るかという、血を流すような泥臭い議論をせなしゃあないんです。備蓄できへん物資が足りんのやったら、『足らんから、なんとか工夫して生き延びよう』って正直に国民に話して、一緒に知恵を絞らなアカンのです。それを『大丈夫、ありますよ』『減税すればなんとかなりますよ』って耳障りのええ言葉で誤魔化すのは、弱者への優しさでもなんでもなくて、ただ大人が現実から逃げてるだけなんよ。

結局のところ、最後にこの国を支えるのは、どっかの天才が持ってくる完璧な政策なんかやないんです。僕ら一人一人の『了見』……つまり『腹の括り方』なんやと思います。『ないものは、ない』。その冷たくてしんどい現実の前に立たされた時に、『てめえ、本当にこれでいいんだな』って自分自身に問いかけて、踏ん張る覚悟ができるかどうか。それだけなんちゃうかな。

僕みたいな、50過ぎて道の端っこを歩くようになったおっさんが、朝からこんなことボヤいてても、世の中すぐには変わらんかもしれんけどね。でも、今日この長い文章を最後まで読んでくれはった皆さんの中には、きっと何か『引っかかり』みたいなもんが残ってくれたんとちゃいますか。

その小さな引っかかりをね、どうか頭の片隅で大事に温めといてください。それがいつか、この国をマシにするための『了見』に変わるんやと、僕は信じてるんでね。ほな、今日は本当にこの辺で。またお会いしましょう」

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