斎藤元彦の「グラビア化」とカルト。TV通販に見る熱狂の正体 | 菅野完 朝刊チェック 文字起こし
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「斎藤マダム」と「通販の顧客」──思考停止を生むメカニズム【メディア・心理分析編】

2026/2/3(火)朝刊チェック:玉木雄一郎に拍手!自民圧勝の最大の功績者は玉木雄一郎だ!

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記事の要約と図解

【結論】 早朝のテレビ通販で見られる「在庫僅少の演出」や「沈黙の間」といった心理テクニックは、現代のポピュリズム政治、特に兵庫県・斎藤元彦知事のメディア戦略と不気味なほど共通している。孤独や承認欲求を抱えた層が、対面販売やリアルな人間関係を避け、画面越しの「推し」に熱狂する構造こそが、現在の政治的混乱の根底にある。

【ポイント3選】

  • 通販の心理操作:「残りわずか」「在庫確認の演技」による希少性の演出は、視聴者の焦燥感を煽り、思考停止で購入(支持)させるための古典的だが強力な手法である。
  • 斎藤知事の「グラビア」化:政策発信ではなく、自身の入浴シーンやキメ顔を多用する動画コンテンツは、政治活動というより「アイドル売り」であり、支持者はそれを「推し活」として消費している。
  • 孤独の搾取:通販にハマる層と、ポピュリスト政治家を盲信する層は、「孤独」と「社会との接点の希薄さ」という共通項を持っており、その心の隙間がビジネスや集票に利用されている。

■ 【徹底解説】テレビ通販の「煽り」と斎藤知事の「グラビア化」に見る、現代日本の病理

今日はね、ちょっと面白い話をしましょう。早朝のテレビ通販の話から、今の兵庫県政、ひいては日本の政治と社会が抱える「孤独」と「カルト化」の正体について。これ、笑い話じゃなくて、全部つながってるんですよ。

早朝のテレビ通販に学ぶ「販売の心理学」

僕は毎朝、新聞チェックのためにめちゃくちゃ早起きするんですが、朝4時とか4時半にテレビをつけると、やってるわけですよ。テレビ通販が。
でね、この通販番組に出てくるおっさん(プレゼンター)のトークが、悔しいけどうまい。本当にうまいんです。

絶妙な「沈黙」と「裏方」の演出

例えば、ダイヤモンドの指輪を売るとする。「この輝きで、このお値段なんです!」と言った後、司会の女性が「えっ、すごい!」と驚く。その瞬間、このおっさんは黙るんです
沈黙する。視聴者が画面を凝視する時間を意図的に作っている。

そして、「残りわずか」という表示が出始めると、急に早口になる。「今、会社の方に在庫があるか電話で確認させます」とか言って、イヤホンに手を当てる演技をするわけです。「あ、社長? もうない? 残り8点? 7点? うわー!」って。

希少性の捏造による「煽り」

これ、冷静に見れば茶番ですよ。でも、画面の端で「残り個数」がカウントダウンされ、おっさんが焦ったふりをして「今しかない!」と叫ぶと、なぜか売れる。
「在庫がなくなる」という不安と、「今買えば間に合う」という安堵感を同時に与える。これは、人間の理性を飛ばして感情に訴えかける、極めて高度な心理操作なんです。僕はこれを見ながら、「ああ、人はこうやって騙されるんやな」と感心すらしてしまいました。

誰が買っているのか?──孤独と承認欲求

じゃあ、こんな朝っぱらから数十万円の指輪やネックレスを、誰が買っているのか。
昔、コールセンター運営会社にいた知人に聞いた話ですが、意外なことに若い人や30代の女性も多いらしいんです(当時のデータですが)。

対面販売を避ける現代人の心理

なぜ通販なのか。答えはシンプルで、「対面販売がめんどくさい」「外に出たくない」から。
着飾ってデパートに行く気力はない、店員と会話するのも億劫だ。でも、結婚式や何かの用事で「モノ」は必要だし、何より「買い物」という行為で満たされたい。

画面越しの依存関係

ここで重要なのは、彼女たちが「人間関係のコスト」を支払わずに、画面越しのコミュニケーションで承認欲求を満たそうとしているという点です。
通販番組の向こう側にいる演者は、自分に向けて話しかけてくれる。急かしてくれる。それはある種の「エンターテインメント」であり、孤独な生活の中での数少ない「刺激」になっている。この「孤独」こそが、次に話す政治の歪みと直結しています。

斎藤元彦知事の「グラビアアイドル」的メディア戦略

さて、この通販の心理テクニックを、今の政治で最も悪用…いや、活用しているのが、兵庫県の斎藤元彦知事です。
彼のYouTubeチャンネルやSNSの発信を見てください。あれは政治家の広報じゃない。グラビアアイドルのイメージビデオですよ。

ナルシシズムの極致

公務の合間に、無意味にコーヒーを飲むスローモーション映像。誰かに呼び止められたふりをして、振り返ってキメ顔を作るショット。
昔のグラビアアイドルのDVDによくあったでしょ? 意味もなく海辺でボールを追いかけたり、バナナを食べたりするやつ。あれと同じ構図なんです。

公務の私物化と収益化

驚くべきは、これを「公務」としてやっていること。そしてYouTubeで広告収益を得ている(と見られる)ことです。
自分のナルシシズムを満たすための映像を、県職員を使って撮影させ、それを垂れ流す。中身なんてない。「私が美しい」というメッセージしかない。
でも、それが一定の層には刺さってしまう。なぜか? それは、彼が「政治家」としてではなく、「消費されるアイドル」として振る舞っているからです。

熱狂的支持者「斎藤マダム」の正体

ここで登場するのが、いわゆる「斎藤マダム」と呼ばれる熱狂的な支持者たちです。
彼女たちが議会の傍聴席や街頭演説で見せる姿は、有権者のそれではありません。完全に「推し活」をするファンの目なんです。

政治参加ではなく「推し活」

僕は現場で彼女たちの目を見て確信しました。あれは、理屈や政策を見ている目じゃない。「色気違い」の目です。
言葉が悪くて申し訳ないが、本質を突くにはこう言うしかない。かつて昭和のオヤジたちが、若い女性を性的な対象としてしか見ていなかったのと同じ視線を、今は孤独な中高年女性たちが、斎藤知事という「アイドル」に向けている。

異様な熱気と排他性

彼女たちにとって、斎藤知事が何をしようが関係ないんです。「いじめられている私の王子様」を守るためなら、議会で野次も飛ばすし、批判者を攻撃もする。
これは政治的な支持ではなく、カルト的な信仰に近い。通販番組で「今しかない!」と煽られてボタンを押す心理と、斎藤知事の「私は被害者だ! 改革が止められる!」という煽りに乗せられる心理は、根っこが同じなんです。

結論:メディアの「煽り」にどう対抗するか

テレビ通販の「残りわずか」という煽りが演出であるように、斎藤知事の「悲劇のヒーロー」という物語もまた、緻密に計算された(あるいは天然のナルシシズムによる)演出です。

演出された「危機感」を見抜く

私たちは今、メディアリテラシーを試されています。
画面の向こうで叫んでいるその男は、本当にあなたの生活を良くしようとしているのか? それとも、あなたの「孤独」や「満たされない思い」を刺激して、再生数を稼ぎ、票をかすめ取ろうとしているだけなのか。

自分の頭で考えるために

テレビ通販なら、買った指輪が届くだけで済みます。でも、政治でこれをやられると、社会が壊れる。行政が停滞し、民主主義が死ぬんです。
「かわいそう」「かっこいい」という感情で政治を見るのをやめましょう。その裏にある、冷徹な計算と、空っぽなナルシシズムを見抜くこと。それが、今の日本に必要な唯一の処方箋だと、僕は思います。

さあ、今日も一日、騙されずにいきましょう。

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