2026/2/4(水)朝刊チェック:クヒオ早苗
記事の要約と図解
【結論】 伝説の結婚詐欺師「クヒオ大佐」の荒唐無稽な設定と、高市早苗氏の「消費税減税が悲願」という唐突な政治主張は、その構造において完全に一致する。壮大な嘘(米軍パイロット・カメハメハ大王の末裔/積極財政・救国の志)をエサにしつつ、実態は小銭(航空券代/政治資金の記載ミス)に困窮しているという「喜劇的な矛盾」を見抜けない有権者は、カモにされ続けるだけである。
【ポイント3選】
- クヒオ大佐の教訓: 「米軍パイロットでエリザベス女王の親戚」という設定の男が、なぜか数万円の航空券代を女性にねだる矛盾。
- クヒオ早苗の誕生: これまで増税派だった高市氏が突然「減税は悲願」と言い出すのは、設定の崩壊した詐欺師と同じムーブである。
- 賢者の離脱: 偏差値60以上の層(=現実が見えている層)は既に高市氏を見放しており、残っているのは「鼻くそ取れた」で喜ぶ層だけである。

■ 【徹底解説】伝説の詐欺師「クヒオ大佐」と「クヒオ早苗」に見る、日本政治の喜劇的崩壊
伝説の詐欺師「クヒオ大佐」とは何者だったのか

みなさん、「クヒオ大佐」をご存知でしょうか。
今の若い人、20代の方は知らないかもしれませんが、かつて日本中を震撼させた、ある種「伝説」とも言える結婚詐欺師がいました。
映画化もされましたが、彼の設定はもう、聞いただけで吹き出すほど荒唐無稽です。
自称・アメリカ空軍特殊部隊のパイロット。
父親はカメハメハ大王の末裔。
母親はエリザベス女王の双子の妹。
どうですか。この設定の盛り方。
「お前、詰め込みすぎやろ」と。普通の感覚なら、このプロフィールを聞いた時点で「嘘やん」と気づくはずです。
しかし、彼はこれで何人もの女性、あろうことか男性までもを騙し、金を巻き上げていた。
彼の手口はこうです。
「私と結婚すれば、アメリカ空軍から多額の結婚祝い金が出る。さらにイギリス王室からも金が出る」
そうやって夢を見させておいて、最後にこう言うんです。
「だが、今すぐ中東へ特殊任務に行かねばならない。ついては航空券代の120万円を立て替えてくれないか」
ここがおかしいんですよ。
なぜ、米軍と英王室をバックに持つ男が、たかが100万ちょっとの航空券代を持っていないのか。
この「壮大な設定」と「セコい実情」のギャップ。これこそが詐欺師の本質なのです。
浅草のふぐ屋「三角」で目撃した、クヒオ大佐(らしき人物)の衝撃
実は私、このクヒオ大佐らしき人物を、かつて浅草で目撃したことがあります。
あれはまだ震災の前、2009年か2010年頃だったでしょうか。
浅草に「三角」という、安くて美味いふぐ屋があります。
古くさい店ですが、生簀で泳いでるような味のしないフグじゃなくて、ちゃんと締めて寝かせた旨味のあるフグを食わせる名店です。
そこで私が一人でフグをつついていた時、奥の座敷から妙なオーラを感じたんです。
見ると、40代後半くらいの女性と、色黒で鼻が高く、髪をビシッと七三に分けた初老の男性が座っている。
男性はアロハシャツを着込んでいる。
直感しました。「あ、これ絶対クヒオや」と。
顔立ちは彫りが深くて、確かにカッコいい部類に入るかもしれない。
でも、どう見ても胡散臭い。
私は心の中で葛藤しました。「お前、クヒオだろ?」と声をかけるべきか。
でも、それは言えないんですよ。
プロレスで言えば、マスクマンのスーパー・ストロング・マシンに向かって「お前、平田だろ!」と言うのと同じです。
中身を知っていても、その「設定」というファンタジーの中で生きている人たち(騙されている女性)の前で、無粋な真実を突きつけることはできない。
結局、彼らは会計を済ませて出ていきました。
その時、玄関で見た彼の靴が忘れられない。
黒のワニ革(クロコダイル)のローファーです。それも、見たこともないようなテッカテカのやつ。
「うわ、こんな靴履くやつ、ほんまにおるんや」と。
その靴を見た瞬間、私の「クヒオ疑惑」は確信に変わりました。

いや靴の記憶鮮明すぎません!? 先月末も話してたし、もはや大佐のファンでしょw
現代に蘇る「クヒオ早苗」という悪夢
なぜ今、こんな昔話をするのか。
それは、今の日本の政治状況、特に高市早苗氏を取り巻く状況が、あの「クヒオ大佐」と瓜二つだからです。
私は彼女を、敬意を込めて「クヒオ早苗」と呼びたい。
彼女の最近の言動を見てください。
「消費税減税は私の悲願です」
「積極財政で日本を救います」
いつからですか?
いつから消費税減税があなたの「悲願」になったんですか?
ついこないだまで、増税派の安倍政権の中枢で、アベノミクスを推進していたのはどこの誰ですか。
これは、クヒオ大佐が「僕はカメハメハ大王の末裔だ」と言い出すのと同じレベルの「設定変更」なんです。
現実的な裏付けも、過去の整合性もない。
ただ、「そう言えば騙されるカモ(有権者)がいる」から、その設定を身にまとっているに過ぎない。
そして、その「壮大な設定」の裏にある実態のセコさも同じです。
文春が報じた政治資金問題。
裏帳簿だの、記載漏れだの、事務所からエクセルファイルが持ち出されただの。
もし彼女が本当に「日本を救う救世主」なら、なぜ自分の事務所の小口現金の管理すらまともにできないのか。
「米軍から金が出る」と言いながら「航空券代がない」と言ったクヒオ大佐と全く同じ構図です。
「日本経済を再生する」と言いながら「自分の帳簿の計算が合わない」。
この矛盾に気づかないふりをして、熱狂している支持者たちは、まさに浅草のふぐ屋でクヒオ大佐の隣に座っていた女性と同じなのです。
偏差値60の壁と、残された「鼻くそ」層
大手銀行のみずほ銀行が、選挙期間中に異例のレポートを出しました。
高市氏の提唱する財政政策がいかに危険か、という警鐘です。
日経新聞も、連日のように彼女の経済音痴ぶりを批判し始めました。
これは何を意味するか。
「偏差値の高い層から順に、高市早苗を見捨て始めている」ということです。

偏差値のベルカーブ(正規分布)を想像してください。
一番右端、偏差値70以上の超エリート層は、とっくに彼女のメッキが剥げていることに気づいていた。
そして今、その波が偏差値60のラインまで降りてきている。
経済の仕組みがわかり、論理的に物事を考えられる層は、もう「クヒオ早苗」の嘘に気づいているのです。
では、誰が彼女を支持し続けているのか。
それは、偏差値50以下の、情報の精査ができない、感情だけで動く層です。
私がよく言う「鼻くそ取れた!」と言って喜んでいるレベルの人(小学校3年生レベルから成長していない層)たちです。
彼らは、複雑な財政の話などどうでもいい。
ただ、「強い言葉」と「心地よい嘘」が欲しいだけなのです。
「私が日本を守る」「あいつらは反日だ」。
そういった単純な二元論の物語を提供してくれる「クヒオ的な存在」にすがりつきたいだけなのです。
結論:我々は「中指」を立てて現実に留まれ
大阪には今、地元紙と呼べるまともな新聞がありません。
京都に行けば京都新聞がある。神戸に行けば神戸新聞がある。しかし、大阪にあるのは全国紙の「大阪本社版」だけです。
かつて存在した大阪日日新聞も廃刊となり、事実上、大阪には「地元の言論機関」がありません。
言論がない場所ではどうなるか。アホが大きな声を出せば、それが通ってしまうのです。
大阪における維新の跳梁跋扈は、この「地元紙不在」が生み出した壮大な社会実験の結果だと私は考えています。
では、大阪の知性はどこに行ったのか?
賢い人間は今、路上にいます。選挙期間中、維新に対して中指を立て、抗議の声を上げていたプロテスターたち。彼らこそが、現在大阪に残された唯一の、まっとうな「言論」なのです。
彼らは「賢い」からこそ、怒っている。
クヒオ大佐の嘘を「ロマンだ」と言って許容するのは、フィクションの世界だけでいい。
一国の総理大臣になろうとする人間が、詐欺師まがいの設定と、ズサンな金銭感覚で国を動かそうとしているのなら、我々は全力でそれを阻止しなければなりません。
高市早苗という政治家は、日本にとっての安全保障上の最大のリスクです。
中国でも北朝鮮でもない。「歩く有事」である彼女自身がリスクなのです。
クヒオ大佐の黒いワニ革の靴を見て「かっこいい」と思ってはいけない。
「うわ、胡散臭っ」と直感できる感性。
そして「お前、平田だろ!」と事実を突きつける勇気。
それこそが今、我々有権者に求められている「知性」なのです。

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