2026/2/24(火)朝刊チェック:オールドメディアの限界とはなにか
記事の要約と図解
【結論】 現代日本の政治状況(特に高市早苗氏などへの熱狂)は、19世紀フランスにおけるルイ・ボナパルトの台頭と極めて不気味な一致を見せています。大衆がいかにして凡庸な人物を「救世主」として祭り上げ、独裁体制を自ら招き入れてしまうのか。この歴史的メカニズムを解き明かすマルクスの古典『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』は、単なる歴史書ではなく、今の日本を生き抜くための「最強の実用書」です。
【ポイント3選】
- 歴史の反復と茶番: 歴史的な社会構造が崩壊した時、大衆はしょうもない人間を英雄として祭り上げる。一度目は悲劇として、二度目は茶番として歴史は繰り返されます。
- 「国民投票」の罠: 独裁者がなぜ「国民投票」という手段を好むのか。それは大衆の熱狂を利用して独裁を正当化する最良のツールだからです。
- 徹底した対抗アクション: 電子書籍ではなく「紙の本」を買い、付箋を貼り、赤線を引いて「音読」すること。そしてAmazonランキングを押し上げ、言論空間に物理的な圧力をかける購買運動が今すぐ必要です
■ 【徹底解説】歴史的視点からの現代政治への警鐘:課題図書の推奨
4.1. マルクス著ルイ・ボナパルトのブリュメール18日の重要性
今、皆さんに問いたい。現代日本のこの絶望的な政治状況を前にして、我々は何を読み、どう武装すべきなのか。その答えは明確です。マルクスが19世紀フランスの政治状況を活写した古典ルイ・ボナパルトのブリュメール18日です。これは単なるカビの生えた歴史書などでは断じてない。2026年の日本において読まれるべき、最強の実用書であり、現代の茶番を読み解くための完全な解読コードなのです。
4.1.1. 大衆がいかにして独裁者を擁立するかの歴史的メカニズム
歴史的な社会構造が崩壊した時、一体何が起きるのか。社会の負け組となった大衆は、いかにして取るに足らない凡庸な人物を英雄として祭り上げ、自らの手で独裁者を産み落としてしまうのか。これがこの著作の核心です。マルクスはジャーナリストとして超一流の筆致で、この絶望的なプロセスを描き出しました。
ヘーゲルの言葉に付け加えたマルクスのあまりにも有名な一節があります。一度目は悲劇として、もう一度は茶番として。ダントンの代わりにコシディエールが、ロベスピエールの代わりにルイ・ブランが、そして叔父(ナポレオン一世)の代わりに愚かな甥(ルイ・ボナパルト)が現れる。この歴史の反復性、悲惨な茶番劇のメカニズムは、今の日本にそのまま当てはまります。
4.1.2. 独裁者が国民投票を好む理由の分析
なぜ独裁者は国民投票を愛してやまないのか。この問いこそが、本書を貫く最大のテーマです。かつて出版されていた平凡社ライブラリー版(柄谷行人氏の解説が秀逸なバージョン)の帯には、まさになぜ独裁者は国民投票が好きなのかという秀逸なコピーが躍っていました。
独裁者は、議会や複雑な民主的手続きをバイパスし、直接大衆の情念やルサンチマンに火をつけることで、自らの権力を絶対的なものとして正当化します。大阪都構想の住民投票や、憲法改正を巡る国民投票の議論を見れば、このテーマがいかに現代日本においてクリティカルな意味を持っているか、痛いほどわかるはずです。
4.2. 現代日本の政治状況との不気味な類似性
4.2.1. 特定の政治家(高市氏など)と地方の社会的弱者層との関係性
いいですか、ここからが一番重要です。ルイ・ボナパルトと、現代日本の特定の政治家——例えば高市早苗氏——は、背筋が凍るほど似ているのです。ボナパルトが田舎の弱者から熱狂的な支持を集めたように、高市氏もまた、地方の負け組や社会的弱者から救世主のように見られています。彼らは弱い立場にある人々を取り込み、そのルサンチマンを巧みにコントロールして権力への階段を登ろうとしています。
さらに絶望的なのは、ボナパルトの独裁への道に対して、当時の左側政党が次々と膝を屈していった過程が、現代日本の中道改革連合や立憲民主党の情けない姿とそっくりだということです。本を読めばこれ、完全に今の〇〇党やんけ!と叫びたくなる箇所が山のように出てきます。
4.2.2. 読書会の実施と、購買運動を通じた言論空間への問題提起
だからこそ、今すぐ動かなければならない。4月にはこのルイ・ボナパルトのブリュメール18日(講談社学術文庫版)を使った読書会を実施します。参加にあたっての絶対条件は、紙の本で買うことです。Kindleなどの電子書籍ではダメです。現代政治とリンクする箇所に赤線を引き、付箋を貼りまくるためには物理的な紙である必要があります。そして、1回黙読した後は必ず音読してください。マルクスの勢いある文章は音読してこそ真価を発揮します。

さらに、これは単なる読書ではありません。言論空間に対する物理的なプレッシャー、つまり購買運動です。Amazonから予約・購入し、この本をベストセラーランキングの1位に押し上げましょう。我々の力で、出版社に重版の圧力をかけるのです。選挙が終わった後に、なぜかブリュメール18日がベストセラーになっている国。そんな底力のある言論空間を、我々の手で作り上げようではありませんか。

「『ブリュメール18日』が売れたという実績は歴史に残しておきたい」

講談社様へ「独裁者は、なぜ国民投票が好きなのか?」をパクってでも帯に書いて売るべき



【注目】菅野氏が4月に大阪で『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』のリアル読書会を急遽開催へ!
菅野氏が、マルクスの名著『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』の「リアル読書会」を、スケジュールを前倒ししてでも4月に大阪で開催したいと熱烈に語っています。その背景には、大阪の政治状況に対する強い危機感があるようです。
今回の読書会に関する重要ポイントを3つにまとめました。
- 開催の背景:大阪の現状との「酷似」 本書のメインテーマである「独裁者はなぜ国民投票が好きなのか」という歴史的分析が、大阪都構想や吉村知事を中心とした現在の大阪の政治状況にあまりにも似ていると菅野氏は指摘しています。
- なぜ「リアル(対面)」にこだわるのか? 政治運動そのものが目的ではないとしつつも、大阪の人々に直接本を手渡し、「ほら、ここ吉村知事のことだ!」と実際のテキストを一緒に読み合わせたいという意図があります。同じ空間で直接語り合うことで、リアルな場で危機感を共有することが最大の狙いです。
- 前倒ししてでも急ぐ理由 大阪という特定の地域が抱える「国民投票」などの政治課題と、マルクスの分析が見事にリンクしている今だからこそ、一刻も早く市民とこの状況を共有すべきだと考えています。
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