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【第1回】トランプの完敗とイランの哄笑——「ホルムズ海峡通行料」というアメリカ没落の通知表

ホルムズ海峡に設置されたイランの関所で混乱するトランプ前大統領と、それを暗い場所で冷笑しながら見守る習近平国家主席を描いた風刺画。

2026/4/10(金)朝刊チェック:朝刊チェックなのに朝刊チェックしてなかったので朝刊チェックする回

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【結論】

アメリカは自ら仕掛けた戦争でイランに完全な敗北を喫し、世界の覇権(ヘゲモニー)を自らドブに捨てた。そして、トランプがドタバタと自滅していく失態を笑いながら静観する中国(習近平)こそが、このパワーゲームの真の勝者である。

【ポイント3選】

  • 「核開発阻止」の大義名分は消滅: 勇ましく始めた戦争の目標は5つすべて全滅。逆にイランからホルムズ海峡で「吉田ヒロのギャグ」のように弄ばれ、通行料まで要求される惨めすぎる大敗北 。
  • 「4500万」に負ける数百億の兵器: アメリカやイスラエルが誇る高額兵器が、イランの格安兵器で無力化される絶望的なコスパ。会社を4回潰したトランプの「ディール」が、国家の威信とコントロール力を完全に喪失させた 。
  • 沈黙の勝者・習近平の底知れぬ凄み: “Never interrupt your enemy”(敵が失敗している時は邪魔するな)。没落への坂を転げ落ちるアメリカを悠然と見つめ、無傷のまま覇権をかすめ取る中国のしたたかさ
中国と習近平、アメリカとトランプ、イランの関係性や、それらがもたらす地政学的な影響の推移を矢印で結び、覇権の崩壊に至る因果関係を示した図。

ベランダの高圧洗浄と、トイレットペーパーを抱えた52歳の憂鬱

いやー、お恥ずかしい。今日は朝から自宅のベランダで、業者の人が鳩対策の高圧洗浄をやってくれてるんですわ。窓のすぐ外に他人がおる。その目の前で、52歳のおっさんがYouTubeに向かってブツブツ喋る。これ、ものすごい恥ずかしいですよ。

例えるなら、「しずかちゃんが風呂入ってるところを、のび太に覗かれた」くらいのバツの悪さですわ。普段の僕なら「ワーッ!」と吠えてるところですけど、今日はどうしても小声になってまう。まるで「好きな子に好きって言えてない中学2年生の男子」みたいな、情けないノリになってますけど、そこは勘弁してください。

情けないと言えば、こないだUber Eatsを頼んだ時の話ですよ。品物が届くまでにトイレットペーパーを買いに走ってね。手にトイレットペーパーを持ってマンションに帰ってきたら、エントランスにいたUberの兄ちゃんに「菅野さんですよね? いつもYouTube見てます」って声をかけられた。

最悪ですよ。僕のファンには、僕のことを「マシュマロと蜂蜜しか出えへんアイドル」やと思っといてほしいのに、バッチリ「生活の垢」を見られてしもた。でもね、この「情けなさ」こそが、今の国際情勢を象徴してるんですわ。


紺色の背景に世界地図が描かれ、「世界のリアルと覇権の喪失」というタイトルと、「アメリカの完全な敗北」「兵器のコスパ逆転現象」「沈黙の勝者である中国」という3つの項目が白文字で記載された図。

「核開発阻止」から「通行料の共同徴収」へ。アメリカの惨めすぎる敗北

さて、新聞各紙を見てみましょうか。産経新聞なんて、まるでアメリカのことが嫌いなんちゃうかと思うくらい、無邪気にアメリカのバカさ加減を晒してますわ。

「米イラン2週間停戦」という見出しが大きく掲載された、2020年4月9日付の産経新聞の紙面。

「アメリカ・イラン、2週間戦、ホルムズ解放条件」

これ、ものすごいこと書いてますよ。トランプがこの戦争を始めた時、何て言うてました? 「イランの核開発を止める」「ミサイルを無力化する」……勇ましいこと並べてたでしょ。ところが蓋を開けてみたらどうや。

  1. ミサイルは残存
  2. 海軍も潰しきれず
  3. 核開発は一歩も後退せず
  4. テロ組織支援も止まらず
  5. 体制転換(レジームチェンジ)も失敗

目標5つ、全部「全滅」ですよ。それどころか、イランからとんでもない「ディール」を吹っ掛けられてる。

新聞を開いた両手の写真で、中央の「トランプ氏、誤算の連鎖」と題されたイラン攻撃に関する記事と解説表が強調されています。
「米イラン戦での目標全滅」という見出しの下に、ミサイル、軍艦、原子核、目出し帽、政府庁舎のアイコンが並び、それらに対する現状の否定的な分析結果が記載された解説図。

「通行料の共同徴収を提案」

分かりますか? 戦争に勝って核を止めに行ったら、逆にイランに新しい「石所(関所)」を作られて、「通行料の半分をアメリカにも分けたるから、この石所を認めろ」って言われてるんですわ。こんな惨めな負け方、ありますか?

まさに吉本新喜劇の吉田ヒロですよ。ホルムズ海峡を「開けて、閉めて、開けて、閉めて……開けたら入れない!」って、イランに完全に弄ばれてるんです。

ホルムズ海峡の地図を背景に、イランによる新たな関所の構築と通行料の共同徴収提案、およびアメリカの敗北を指摘する批判的なメッセージが記された図解。

会社を4回潰した男の「ディール」が招いたヘゲモニーの喪失

そもそも、トランプという男は過去に4回も会社を潰して、自己破産してるんです。そんな男のやる「ディール」なんて、結局はこの程度のもんですよ。

今回のアメリカの敗北で決定的になったのは、「コストパフォーマンスの逆転」です。 アメリカやイスラエルが数百億円もする高価な兵器で攻め込んでも、イランはたった「4500万円」の兵器で反撃して、それを無力化してしまった。世界中の国がこれを見て、「あ、アメリカの兵器なんて、安物のドローン並べときゃ勝てるんや」と気づいてしまった。

兵器におけるコストパフォーマンスの逆転をテーマに、数億円の米国の高額兵器と4500万円のイランの安価な兵器を天秤で比較し、安価な兵器による無力化という米国の弱みを指摘する図解。

アメリカが失ったのは、金だけやない。「威信(レピテーション)」と「コントロール力」、つまり世界を支配する「ヘゲモニー」そのものを自らドブに捨てたわけです。

そんな中、アメリカ国内では面白いことが起きてる。旧来のトランプ支持者たちが、トランプを見放し始めて、J.D.バンスという「不気味な男」に乗り換えつつある。トランプは「反戦」を掲げながら戦争を始めて支持者を裏切ったけど、バンスだけは一貫して反対してた。トランプは今、自分より人気の出始めたバンスに嫉妬して焼きもちを焼いてるっていうんですから、もう救いようがないですわ。

壊れた柱やチェスの駒が背景に描かれた暗い背景画像上に、「自ら捨てた威信と覇権」という見出しと、粗末なディールによる大敗、失われた資金と威信、世界のコントロール力喪失、自滅によるヘゲモニー崩壊という4つの項目がステップ状に配置されています。
「米国内の変容と支持層の離反」という見出しの下に、反戦を裏切った指導者から一貫して反対したバンスへ支持が移る構図と、それによる旧支持層の離脱や嫉妬と焦燥を説明した図解。

沈黙の勝者・習近平。「敵が失敗している時は邪魔をするな」

手前にピントのぼやけたトランプ氏が大きく写り、その背後に冷静な表情の習近平氏が配置された「The Economist」誌の表紙。

アメリカがこうやってバタバタと自滅していくのを、奥でニヤニヤしながら見てるのが中国の習近平です。

今月の『エコノミスト』の表紙が実に見事でした。習近平が悠然とタバコを吸っていて、その手前でトランプがドタバタ暴れている。そこに添えられたキャプションは、こうです。

“Never interrupt your enemy when he is making a mistake” (敵が失敗している時には、邪魔をするな)

その通りですよ。中国は今、黙っていれば黙っているほど、アメリカが勝手にヘゲモニーの坂を転げ落ちて、勝手に沈んでいってくれるんですから。トランプという「無能な男」を「強いリーダー」だと勘違いして熱狂した結果、アメリカという国家そのものが没落の通知表を突きつけられた。

これが、我々が今、目の当たりにしている「世界のリアル」なんです。

たもっちゃん
たもっちゃん

「いやー、アメリカのアホっぷりも大概ですけど、目を国内に向けたらもっとグロテスクな連中がウヨウヨおるんですよ 。『平和の党』とか『人間主義』なんて綺麗な念仏を唱えながら、その実、裏では自民党のケツを舐めて『戦争できる国』への道筋をせっせと作ってる『中道改革連合』……要するに創価学会の皆さんのことですわ

連中が何のために沖縄を見捨ててまで改憲に魂を売ったのか 。結局のところ、信濃町に税務調査のメスが入らなけりゃ、民主主義が壊れようが人が死のうが知ったこっちゃないという『醜悪なディール』がそこにはあるんです 。竹中直人は『笑いながら怒る』人やけど、あいつらは『笑いながら殺す』人たちですからね 。そのへんのドロドロしたカラクリ、次でたっぷりお話ししますんで、まあ気が向いたら覗いてみてくださいよ」

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