2026/2/25(水)朝刊チェック: さあ高市早苗の他責快進撃が始まったぞ!
記事の要約と図解
【結論】 現在の国会は、予算レクすら終わっていない段階で代表質問が行われるという異常なスケジュールで進行しており、与野党ともに国家予算を精査できていない状態です 。高市首相の巧みな答弁がエンターテイメントとして消費される裏で、実際には官僚の作成した予算案がノーチェックで通過する「官僚独裁」が横行しており、首相自身の「統治への無関心」と「他責」の姿勢がこの危機的状況を助長しています 。+4
【ポイント3選】
- 異常な国会日程と予算の放置: 施政方針演説から連休を挟んですぐに代表質問が行われましたが、本来議論の土台となるべき予算レクは未了であり、議会制民主主義の手続きが完全に軽視されています 。+1
- 「紙と銭」を軽視するエンタメ政治: 国家は「紙(書面)」と「銭(予算)」で動く大人の世界であり、「お気持ち」や「熱意」は無価値です 。しかし、現状は官僚の書いた膨大な資料を誰もまともにチェックせず、高市首相の「論破」劇だけがもてはやされています 。+3
- 高市政権の危うさと中国の牽制: 高市首相の関心は国家の統治ではなく、自己愛を満たす「ドヤ顔」に向いており、困難は他者のせいにしています 。その隙を突くように、中国は軍民両用品の輸出停止という形で、高市政権の目玉政策(防衛・宇宙産業)を的確に狙い撃ちしています 。
■ 【徹底解説】予算レク未了で国会空転?高市早苗政権の他責と官僚独裁の罠
はじめに:スケジュール無視の異常な国会運営
議会制民主主義の前提を崩す日程
結論から言おう。現在の国会は、完全に異常事態に陥っている。2月24日火曜日、衆議院で各党の代表質問が行われた。その直前の金曜日には首相の施政方針演説があったばかりだ。土日と天皇誕生日の3連休を挟んで、いきなりの代表質問である。
いかにこのスケジュールが無茶苦茶であるか、カレンダーを見れば一目瞭然だろう。何より驚愕すべきは、衆議院に対する政府からの予算レクが、この時点でまだ終わっていない(あるいは始まってすら いない)という事実だ。
議論の土台なき空転
国家予算の審議とは、官僚からのレクチャーを受け、各党の部会で揉み、委員会で与野党が丁々発止の議論を交わすというプロセスを経て成り立つ。それが日本の議会制民主主義の形態だ。しかし、今回はその前提となる予算レクすら終わっていない状態での代表質問である。これは例えるなら、一度も授業を受けていないのに、前日にプリントを1枚渡されて明日から中間テストだと言われるような暴挙だ。
国家とは紙と銭である
お気持ちが無価値な大人の世界
今回審議される国家予算は122兆円という途方もない規模だ。この122兆円という金は、すべて紙(書類)に印刷されて提示される。
ここで確認しておきたい。政治、とりわけ国家の運営というのは完全に大人の世界である。大人の世界において物を言うのは、書いたもの(紙)と銭だけだ。そこにお気持ちや熱意やる気誠実さなどは一切の価値を持たない。少年ジャンプの世界ではないのだ。税金を取り、それを使う以上、銭こそが国家そのものである。
官僚の書いたものを精査する義務
だからこそ、代表質問や施政方針演説においては、まず書くこと、つまり原稿を書き上げることが何より重要になる。政府の役人も閣僚も、そして野党の政治家も、議論した結果を紙に落とし込み、それを読み上げる。それが最も尊い仕事なのだ。しかし、予算の全容(紙)を誰も読み込んでいない現状では、その大人の仕事が全く機能していないことになる。
予算ノーチェック?官僚独裁を許す政治の怠慢
エンタメ化する国会答弁の罠
今の国会で何が起きているか。野党の質問に対し、高市首相が持ち前のコミュニケーション能力で切り返し、野党がぐうの音も出なくなる様子がもてはやされている。まるでエンターテイメントだ。
しかし、その高市早苗の快進撃というノリを喜ぶことは、日本政治の不良債権を抱え込むことに他ならない。なぜなら、表面上でどれだけ首相が野党を論破しようと、その裏では官僚が書いた膨大な予算案の紙が、ノーチェックで国会を通過しているという恐ろしい事態が進行しているからだ。
実態は高市独裁ですらない官僚独裁
与党である自民党すらも、党内での議論(部会)を終えていない。誰もチェックしていない。自民党議員たちは、ただ政府の言うことを追認する人さらいと化している。
これは高市首相の独裁ではない。チェック機能を失った国会がもたらす、完全なる官僚独裁だ。官僚の書いた神(紙)を誰も精査せず、ただ右から左へパスしているだけの状態である。
高市首相の統治への無関心と他責の構造
自己顕示欲が上回る政治姿勢
なぜこのような事態が放置されるのか。本質的な問題は、高市首相自身が国家の統治に興味を持っていないことにあると分析せざるを得ない。
彼女が強い関心を示しているのは、目の前でドヤ顔ができるかどうかであり、私という存在の爪痕を、あなたの心に刻みたいという強烈な自己愛と自己顕示欲である。国家の骨格をどう作るか、という地道な統治作業への熱意が感じられないのだ。
責任を野党に押し付ける他責
そして、そのツケは他責という形で現れる。選挙日程によって予算審議の時間がなくなったことを指摘されればだから頑張っているのにと人のせいにする。消費税減税(給付付き税額控除)という自身の看板政策についても、実現の条件として野党の協力を求め、共同責任を負わせようとしている。まさに他責の快進撃が始まっているのだ。
中国の禁輸措置が目玉政策を直撃
狙い撃ちされた防衛・宇宙産業

こうした内政の弛緩を見透かしたかのように、外交面でも深刻な事態が起きている。中国が軍民両用品(デュアルユース)の輸出停止に踏み切ったのだ。三菱重工系やIHI系といった企業が対象となっている。
これは単なる貿易摩擦ではない。防衛産業の輸出産業化と宇宙産業の振興は、今国会における高市政権のまさに目玉政策である。中国は、高市首相が最も力を入れたい分野の根幹部品の供給を断つことで、彼女の政策を的確に狙い撃ちしてきたのである。
おわりに:見極めるべき政治の実態
国会答弁における言葉のキャッチボールや、表面的な論破に目を奪われてはならない。大人の世界である国家運営において重要なのは、手続きを踏み、サブスタンス(中身)である予算案の紙を徹底的に検証することだ。
予算レクすら終わらぬままエンタメとして消費される国会と、統治への関心を欠き他責に走る政権。我々は今、議会制民主主義の根幹が空洞化していく危機的な状況を直視しなければならない。

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