玉木・榛葉コンビを、軽薄で自己宣伝に走った政治家

国民民主党

この文脈は、共同通信が配信した「玉木氏 高市 総裁と協力も 政策進めるため」という見出しの記事への批判から始まります。菅野氏は、この記事が政局を象徴していると感じており、政党名ではなく個人の名前(玉木氏、高市氏)がタイトルに使われている点を問題視しています。この個人名に焦点を当てた報道は、真剣な政治の議論を「ゴシップ記事」や「タレントの報道」のように扱っていると批判されています。

この「個人名に焦点を当てる」というメディアの傾向に対して、玉木・榛葉コンビの行動がどのように映ったか、という点が説明されています。

1. 玉木・榛葉コンビの自己宣伝と軽薄さ

  • 意図的な「コンビ」売り出し: 菅野氏は、国民民主党の玉木代表と榛葉幹事長が「たまきと榛葉コンビ」として、あるいは「たまき榛葉」という名前で自身を「売っている」ため、このような報道になるのは「仕方がない」と述べています。彼らは、メディアにそのように描写されることを本人たちが「求めている」からだとしています。
  • 政局における行動の批判: 約10日間にわたる大政局において、**「人間としての価値を下げたのは玉木・榛葉だけ」**という結果になったと、菅野氏は断じています。彼らは、自身の宣伝(「僕を見て 僕を見て」)に気を取られている間に、実際の政治の動きが先に進んでしまったと批判されています。
  • 「男の政治」の究極的な失敗: 政局の最中に玉木代表と榛葉幹事長がYouTubeで活動していたことは、**「男政治のダメさの究極」**として表現されています。彼らのYouTubeでの振る舞いは「じとじと」「ベトベト」していて、「糸引いてそう」な、「湿度が高い」政治の例として挙げられています。
  • 軽すぎる振る舞い: 菅野氏は、危機的な局面では赤坂の料亭などで黒電話を前に工作を行うべきだという伝統的な政治家像と対比し、玉木・榛葉コンビの言動を「軽い」と酷評しています。彼らは漫才コンビのように「玉木です 榛葉です 2人合わせてタマシンです」といったノリだと揶揄されています。

2. 政策・党運営に関する問題点

玉木・榛葉コンビ(国民民主党)は、この政局を通じて、核心的な政治課題への対応や、党内のガバナンスの面でも批判されています。

  • 裏金問題への無関心: 驚くべきことに、玉木氏も吉村氏も、この政局の渦中で、自民党の議席減少の原因となった裏金問題について一切話をしていない、と指摘されています。この問題解決を強く求めたのは公明党だけであったとされ、国民民主党の姿勢はファクトとして問題視されています。
  • 党の基盤崩壊の可能性: 玉木・榛葉コンビが、日本維新の会と共に推進しようとしている議員定数削減(特に比例区の削減)は、国民民主党の主要な支持基盤である連合(労働組合)の枠を脅かすものであり、連合は「玉木・榛葉に売られた」と感じるだろうと予測されています。これにより、国民民主党の「土台は崩れた」と見なされています。労働組合の組織候補者たちは、次に立憲民主党に乗り換える可能性があるとも言及されています。

したがって、菅野氏は玉木・榛葉コンビは、共同通信が体現する「個人とゴシップに偏った報道」に自ら積極的に乗り、その結果、本質的な政治課題への対応を怠り、党の基盤を揺るがす「軽薄」な政治家として、徹底的に批判されていると言えます。

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